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■電子制御とテスターの話

最近のエンジンのほとんどはEFI/電子制御燃料噴射装置で動いています(EFIはトヨタ語ですね!日産は確かEGI、ホンダはPGM-FI、etc…)。EFIの場合、水温センサー・バキュームセンサー・スロットルポジションセンサー等々の信号を元に、ECUで演算された適切な量の燃料を燃焼室に噴射するシステムです。例えば、エンジン不調の際、どこかのセンサーが不良の場合は専用のテスターを用いて診断します。メーター内にエンジンチェックランプが点灯した場合、人間に例えるなら『痛いよ〜!』って言っているようなものです。『どこが痛いの?答えて!』って尋ねるために専用テスターを使うのです。
最近では、オートマチックトランスミッションを始め、あらゆる部分が電子制御です。2ndレンジローバーを例にあげると、トランスファ(センターデフ)・エアサスペンション・ABS・エアバッグ・クルーズコントロールなどにECUが使われ、専用テスターと通信することによって診断します。
2ndレンジローバーのエアコンに不具合が発生した場合、表示パネル部分に本を開いたマーク(通称ブックマーク)が点灯します。これが、さっきの『痛いっ!』の合図なのです。

今日も、あるお客さまの2ndレンジローバーが『痛い痛い…』と言いながら来店されました。どうやらエアコンのあたりが痛いらしい!すかさず専用テスターの登場です。テスターをクルマに繋いで、『どこが痛い?』って聞くと、『右側の温度調節機構が変だぞ!』と答えてくれるのです。どれどれ?と更に掘り下げていくと、絶えず微調整を続けて適切な温度に調整するためのフラップが断続的に固着して動かなくなっている様子です。このまま冬に突入すれば、本当は温風が必要なのに夏場と同じキンキンに冷えた冷風が出できたりする恐れがあります。
…こんな具合でテスターを使っての診断が進むわけです。

ディーラーさんでは『テストブック』と呼ばれる専用のものを使用しています。いわゆるメーカー純正です。レイブリックでは『オートロジック(AUTOLOGIC)』というプロショップ向けの市販品を使っています。私もディーラーに勤務していたときはテストブックを使用していましたが、正直このオートロジックのほうが数倍使いやすいです!

とにかく、最近の整備事情ではテスターは不可欠なのです。実は、その要のオートロジックが最近調子悪くなってしまったので大変です!機能はしているが、時々画面がチラついて見えなくなりそうになる。修理には英国に送らねばならず、その間オートロジックなしでは仕事になりません。やむを得ず、もう一台買いましたよ…。明日、新品が届きます。そうしたら、調子の悪い方を英国に送って修理をしてもらいます。
将来的にレイブリックの支店を展開する際には、オートロジックも2台必要ですしね!

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