スウィベルハウジングとはフロントのドライブシャフトと車輪との間に取り付けられている部分だ。等速ジョイント(CVジョイント)と呼ばれ、最近のクルマではモリブデン系グリスで潤滑されてゴム製の蛇腹のブーツで保護されているのが一般的だ。ランドローバーも2ndレンジローバー以降、あるいはディスカバリー彊聞澆魯屐璽弔被ったCVジョイントのタイプに変わっている。

5e3263dc.JPG今日、分解したのは91年式のクラッシックレンジローバー。(ディスカバリー気皀妊フェンダーも構造は全く同じだ。)
ユーザーから「旋回時に足回りからカンカン音がする」との訴えで点検を兼ねて分解したところ、内部でバラバラに砕けていた。砕けた破片かあるいはベアリング玉がハンドルを切ったときに引っかかり、音の原因になっていたようだ。…というより、これでは前輪に駆動力は伝わっておらず、いつの日からか後輪だけの駆動で走っていたことになる。

本来、スウィベルハウジングはギヤオイルで潤滑されている。オイルの容量は片輪あたり400cc足らず。今回の原因もそうだろうが、滲み程度の漏れでも長年の使用で完全に抜けてしまうケースもある。「最近、漏れが止まった」なんて安心して乗っていたら大きな間違いで、実は既に漏れるオイルが無くなってしまっていることさえある。
ディスカバリーの97年あたりからオイルではなくグリスに代わっている。分解を伴うメンテナンスを繰り返す場合はオイルの方が楽かもしれないが、グリスに代えてしまえば漏れの心配もなく故障のリスクは激減する。