スタビライザーとは辞書のごとく揺れを抑える装置だ。例えば左カーブを走行中車体は右に傾く。この時サスペンションは、右が縮み左が延びる。単純に荷重が掛かった重いほうのバネ(サスペンション)が縮み、必然的に反対側が伸びているだけだ。もちろん、バネには元に戻ろうとする力がある。縮んだ右側は延びようとし、伸びた左側は縮もうとする。その反発によって勢い余って今度は反対に揺れようとする。それを抑えるのがショックアブソーバー。バネが伸び〜縮みを繰り返しながらやがて収束する手助けを行うのだ。
このバネの動きとは別にスタビライザー(アンチロールバー)の働きがある。両手でねじったプラスチックの下敷きは手を放すと元の平らな状態に戻る。このような力を利用して縮もうとする側と伸びようとする側の相反する力を同時に元に戻そうとする力に変えて車体を安定させるのだ。目立たないパーツだが、車体の挙動を左右する重要なパーツだ。

landrover622a写真は93年式クラッシック・レンジローバーのリヤ・スタビライザーのリンク(ディスカバリー1やディフェンダーも同じ構造)。そのボールジョイントが錆びて固着し、スラビライザーの動きを妨げ、さらにギコギコ音まで出ていた。まずは錆を落とし、注油して再組み付けしてみよう!それでも音が止まらないならボールジョイントが擦り減ってガタが出ている証拠だ。こうなったら交換しかない!