以前はテレビ朝日が夜通し中継していたので興味を持って観ていたが、今年は恥ずかしながら気がついたら終わっていた。
免許をとりクルマにもモータースポーツにも興味を持ち始めた頃、レーシングカーといえばCカーだった。おそらく20年ぐらい前の出来事だが、Rothmans(ロスマンズ)カラーのポルシェ956がルマンで1〜3位を独占し圧倒的勝利を飾った。その後、ポルシェ962Cへと移行して日本国内のレースにも現れるようになった。ポルシェでないと勝てないクラスはまるで962Cのワンメイクレースだった。
鈴鹿サーキットでの耐久レースでは、日が暮れる時間帯には必ず1コーナーへ観にいった。下りのホームストレートを全力で疾走してきた962Cは一瞬のブレーキングを終えて1コーナーに進入すると2コーナーに向かってほんの僅かな直線部分を再び加速し、そして瞬時に再減速して2コーナーを旋回し、フル加速でS字コーナーへ向かう。僅かな区間で超高速、フルブレーキング、アクセルコントロール、コーナーリング、フル加速、この全てを観ることができる。辺りが暗くなるとブレーキング時にはディスクローターが真っ赤になるのが観られるのだ。シャカシャカ音を立てながらネズミ花火のように円周上に赤い光が回り、その光は大きく強くなってそして瞬時に火の粉だけを残して消えていく。ドライバーの緊張がすごく高まる1コーナーの進入、クルマ自信も渾身の力でそれに応えるかのよに見えた。

打倒ポルシェ!!!ルマンでは、メルセデスや、ジャガー、プジョー、マツダ、トヨタ、ニッサンなど世界の競合ワークスが挑み、それがCカーの醍醐味だった。
90年代半ばに、レギュレーションの変更でCカーは姿を消し、ルマンへの興味も幾分薄れてしまっている。

最近はAUDIが強い。プロトタイプと呼ばれるレース専用の怪物だが、個人的にはどうもCカーほどの迫力を感じない。むしろ市販車に近いGTクラスのほうがカッコ良く見えるが、テレビ中継では総合優勝を争うLMクラスばかりがクローズアップされて「下」のクラスはいるかいないかも分からない常態だ。
今日、雑誌で初めて知ったのだが、優勝したアウディはなんとディーゼル車だった!他にハイブリッド車でエントリーしていたチームもあった。速いとかカッコいいとかだけじゃない!ほんの数年、耐久レースから興味が薄れている間もレースを通じてクルマ世界は目まぐるしい進化を続けているのだ。ランドローバーにも今や日本国内ではディーゼル車は販売されておらず、ハイブリッド車も存在しない。ついつい疎くなっている。広く興味を持とう!