17adb4ee.JPGセンターコンソールを取り外してようやくたどり着いた黄色のボックスはSRS(エアバッグ)のECU(コントロールユニット)。イントスルメントパネル内にSRS異常が表示された。専用テスターと使った診断の結果、ECU不良と判断された。
実はSRSの診断はスゴク厄介なのだ。例えばABS(アンチロックブレーキ)の異常表示がされ、テスターで診断したとする。『右フロント車速センサー断線』ということが分かれば、実際にサーキットテスターで導通を診るなどの単体点検する。断線していればセンサーを交換するわけだが、単体点検でセンサーは正常だった場合、次に怪しいのは途中の配線だ。コネクター(接続部)の接触不良などを疑う。仮にそこも正常だとしたら、残るはECUということになる。
つまり、専用テスターで点検しても壊れたECUは『自分が悪い』とは言ってくれないのだ。ECUの不良と判断するには、他の全てが正常であることを証明する必要がある。
さて、SRSの場合。例えば、専用テスターによる診断で『助手席エアバッグの断線』などと出た場合でもエアバッグ本体には導通点検を行えないのだ。エアバッグに導通(電気を通す)させると作動する恐れがあるからだ。エアバッグの作動とはパンッ!とエアバッグが開いてしまうことだ。これは非常に危険だ!単体で点検できないとなると、果たして故障の原因がどこにあるのかを探るのは非常に困難だ。とりあえず、他のクルマの部品と一時的にまき変えてみるとか、そんな原始的な方法で判断しなければならないときもある。3rdレンジローバーの場合、他のクルマから拝借して、試運転してみて…、などと気安く言えるほど簡単に取り外すことができない奥底に存在する。今回もあらゆる手段を用いて原因がECUにあることにたどり着いた。
エアバッグは万が一のための安全装備なのでしっかり治しておかねば!