e978845a.JPG今日はランドローバーから脱線してポルシェの話。『加藤さん!たまにはポルシェのネタも!』なんてリクエストを時々いただいていたが、所有するポルシェ993にトラブルが発生したのでこの機会に紹介しよう!もちろん、これはどんなクルマにも当てはまる内容だ。
3日ほど前、数週間ぶりにエンジンを掛けようとしたが、スターターモーターは回れど初爆がない。あれ?カブッたか?なんて思いながら少し長めにクランキングしたがブルンともいわない。
燃焼の三要素は、良い圧縮・良い燃料・良い火花。ピストンリングやバルブの密着などに問題がなく混合気が充分に圧縮されること。きちんと燃料が供給されること。強い火花が点火されること。この三つの要素が満たされればエンジンは回る。エンジンが掛からないということは何かが足りないわけだ。一般的に突然、圧縮がなくなることは少ない。突発的な故障として考えられるのは、燃料が来ていないか、点火されていないかのどちらかだ。
エンジンルームを開け、燃料のデリバリーパイプのユニオンを少し緩めてクランキングしてみた。しかしガソリンは出てこない。どうやら燃料系のトラブルのようだ。
車庫にはハンドツールしかなく、簡単な点検や整備しかできない。フューエルポンプを交換することになるなら、リフトのある工場へ移動させねばならないが、とりあえず可能性の高い部分を押さえておこうと思った。
フューエルポンプへの電源供給は?ということで、フューズを点検。切れていない。フューエルポンプリレーは?と、ここまできたところで過去の記憶がリンクした。この頃のポルシェはDMEリレーという燃料系のリレーの不具合が多く、対策品も出ているという話を聞いたことがあったのだ。DMEリレーはフューズボックスの中にあり、すぐに見つかった。ポルシェ仲間に助けを求めたところ、リレーのストックを持っているとのこと。リレーの交換だけで治ればラッキーだ!
今日、そのDMEリレーを受け取ったので仕事を終えてさっそく交換してみた。期待を込めてキーを回したが…、残念ながらエンジンは掛からなかった。いよいよフューエルポンプか?これ以上はリフトアップしての点検作業になるので今日の作業はここで打ち切り。
続く…