3bf935d0.JPGもともと欧州の保安基準で設けられていたリヤフォグランプは今では日本でもポピュラーな装備となった。私の記憶では、国産車で初めてリヤフォグランプが装着されたのは日産180SXだった。おそらく、そのころ日本の保安基準でもリヤフォグランプを点けても良いことになったのだろう。それまでの輸入車は、日本仕様としてリヤフォグランプが含まれていないテールランプに交換されていた。
さて、このリヤフォグランプはどのようなときに使うのだろうか?FOG=霧、つまり視界が悪いときに点けるテールランプだ。通常のテールランプでは後続車からの視認性が悪いほどの悪天候の時に初めて点灯させるものだ。およそブレーキランプと同じ明るさで光るので、テールランプの何倍もの照度がある。雨や霧の高速道路で威力を発揮するランプだ。
レンジローバー・スポーツの場合(ディスカバリー3も同様)、リヤフォグランプのスイッチはヘッドランプスイッチと兼ねている。ロータリー式のダイヤルスイッチを右に一段階回すとスモールランプが点灯、さらにもう一段階回すとヘッドランプが点灯。ダイヤルスイッチを一段階手前に引っ張るとフロントフォグランプが点灯し、さらにもう一段階引っ張るとリヤフォグランプが点灯する。そして、ランプスイッチをオフの位置まで左へ回すと引っ張られたダイヤルは自然に奥に引っ込み、前後フォグランプは同時に消灯する。次にランプを点灯するときに前後フォグランプが必要なければ、むやみに点灯させないための機能を持ったスイッチだ。晴れていて視界の良いときでもリヤフォグランプを切り忘れていると、眩しく光るランプは後続車に迷惑をかけるのでそれを防いでいる。
一部欧州車種では、ヘッドランプを切って次に点けたときにもリヤフォグランプを同時点灯してしまう回路になっているクルマもある。その時がたとえ晴れていても同時に点灯してしまう。もちろん、消し忘れていることをドライバーが気が付くようにメーター内でインジケーターランプを点灯させてはいるだろうが、それは後続車が被っているほど眩しいものではない…。