landrover507a写真はディスカバリー・シリーズ気離侫紂璽┘襯櫂鵐廖『時々エンジン不調。あるいはエンスト。再始動できるときもあれば5分ぐらいかからないときもある。』という、非常に曖昧な症状で入庫した。実際には走行中にエンジン不調になり、エンストした。再始動を試みたがかからない。いつもならスグにかかるがダメだったのでレッカー車を呼んで運ばれてきた。レイブリックに到着するとエンジンは何事もなかったように始動し、快調にアイドリングを続けていた。こういうケースが一番困る。不調が再現してくれないと原因にたどり着ける確率がグンと減る。以前から排気温度警告灯は時々点くことがあるという。とすると点火系のトラブルか?
しばらくアイドリングや試運転を繰り返すうちに「ブスブス」っとくすぶった。担当したメカニックはこの一瞬の不調を見逃さなかった。経験からこれは燃料系だ!そう確信し、燃料パイプの脈動を気にしながら再度不調の波が訪れるのを待つ。
数分後、再びくすぶった。その瞬間パイプに伝わる脈動が途切れた。やはり燃料が来ていない!しかも断続的に途切れる。フューエルポンプが故障した場合、エンジン不調などという中途半端な症状がでるケースは少ない。ポンプが回らなければエンジンが掛からない。
不可解な症状だが、燃料系が原因であることは間違いない。フューエルポンプの電源回路の電圧変化を監視しながら再び再現する瞬間を待つ。そして次にくすぶった瞬間も電圧に異常はなかった。電源回路に異常なし!つまり原因はヒューエルポンプだ!

landrover507bさっそく、フューエルポンプを外してみた。配線コネクタが焦げている。これが接触不良の原因となり、ポンプの作動が断続的に途切れていたのだ。

通常であればこのあたりが熱で侵されることはない。というのも、ポンプは燃料タンクの中にあり、ガソリンで浸かっていることで冷却されているからだ。ガソリンを少なめの状態で使用するケースの多い場合に考えられる症状だ。
実際に、2ndレンジローバーでも似たような経験がある。走行中にエンジンが停止。点検するとフューエルポンプのフューズが切れている。フューズを差し替えてエンジンを始動するとエンジンは掛かるが、しばらくするとまた同様にエンスト…。
ガソリンを満タンにせずに給油を繰り返した場合に多くみられるトラブルだ。燃料はポンプの潤滑の役目も果たしている。潤滑不足のポンプは回転抵抗が増し、電流値が上がりフューズが切れるというわけだ。
燃料は満タンに!