レイブリックと同じ町内で起こっていた重大事件はようやく収束に向った。パトカーや救急車のサイレンは何度も鳴り響き、上空には警察や報道のヘリコプターが旋回し続けた。現場の半径300メートル以内が立ち入り禁止区域となり、交通規制もも布かれていた。クルマや人の流れもいつもとは違い、普段とは違う道路が渋滞もした。町内の学校は休校となり、平日にも関わらず日中から健気な近所の子供たちの声が聞こえてきた。報道陣など、町民以外の大勢の人の滞在により、コンビニの商品も足りなくなった。

私はこの田舎町長久手で育った。名古屋市の郊外に位置し、今も住宅街として発展を続けている穏やかな街だ。この街で発砲という現実が起こったこと自体が衝撃的だ。そして町交番のお巡りさんが撃たれて重体となった。更に、残念なことに若い機動隊員が犠牲となってしまった。

木本明史巡査部長の一日も早い回復と、林警部のご冥福を心よりお祈りいたします。