20070702a約2週間の長期にわたりお預かりしていたレンジローバー・スポーツFIRST EDITIONがようやくオーナーの元に帰っていくことになった。お預かりするお客さまのお車はみな同じことだが、とくに今回は限定車故の緊張感があった。
お客さまからのご用命はボンネット上のミラーを取り外して、それに代わるフロント&サイドブラインドモニターを取り付けること。遠方からのお問合せで、実際にはお客さまにはご来店していただいたわけではなく、輸送で入庫して完成後にお返しするというスケジュールだ。レイブリックの工場で行うカメラ&モニターの取り付けと、塗装工場で行う穴埋め&塗装作業とを連携させて、最短でお戻しできるように綿密にスケジューリングしたわけだ。
ドアトリムに組み込まれたラインドーオークと呼ばれるブラックのウッド部分の脱着などにも細心の注意を払ったが、既にオーナーによってボディー同色にカスタマイズされたドアミラーを分解して穴を開けカメラを埋め込む作業にはもっとも神経を使った。その頃、塗装工場では未だ国内では配合データがない限定色(ヴェスビウス)の塗料の調合に挑んでいた。
そしてレンジローバー・スポーツを本来のスタイリッシュなデザインに戻すための作業はほぼ完了した。あとはボンネット上にRANGE ROVERのエンブレムを貼ること。新築の家に表札を貼るような、あるいはピカピカの一年生の胸に名札を付けるような、エンブレムを貼ることは私にとってはそんな神聖な儀式のようなもの。スーパーカーメーカーのフェラーリの工場では、完成検査を終えシャンプー洗車を終えた新車のフェラーリの元にやってきた社長自らがボンネットにエンブレムを貼って完成!そんなシーンをテレビで観たことがある。
今日、陸送業者によってオーナーの元に旅立った。到着まで数日かかる見込み。本来の姿に生まれ変わったレンジローバー・スポーツを楽しみにしていてください!