249c8a55.JPG今朝は雨のなか早起きをして自宅から5分ほどの場所にある愛知カンツリー倶楽部にでかけた。私がゴルフをしにいったわけではない。今日開幕した日本アマチュアゴルフ選手権競技を観戦するためだ。私は昨年7月に一度だけこのコースをラウンドしたことがある。今日と同じく、いや今日よりももっと激しい雨の中のラウンドだった。つまりスコアが悪かった言い訳…。私のプレーはともかく、私のコースの記憶と同じく深いラフとぬかるんだライの中の競技だった。
目当ては石川遼選手!周辺の警備は予想どおり厳しく、クルマで出かけた私は駐車する場所を探しながら、結局7時44分の石川選手のティーオフには間に合わなかった。INの10番ホールからスタートした石川選手組は既に数組前をプレーしているはず。急いで先のホールを目指した。
12番ホールのグリーン付近にたどり着いたとき、林の向こうの13番ショートホールのティーグラウンド周辺にプロのレギュラーツアーのようなギャラリー群が見えた。間違いなく彼の組だ!ちょうど石川選手がティーショットを打ったところだった。ピンクのポロシャツに白のパンツ、そして赤いサンバイザーのその姿は遠目にもはっきり石川遼選手だと識別できた。次の瞬間13番グリーン周辺から大きな歓声と拍手があがった!ピン横2.5メートルにつけるバーディーチャンス!しかし、惜しくもカップの横を通り抜けパーでホールアウト。10番から13番まで数度のバーディーパッドを外して全てパーだとのこと。
続く14番ホールは539ヤードのロングホール。ティーショットを横から見ていた私は、小雨が落ちるグレーの空に消える超トップアマチュア選手のボールを肉眼で追うことができなかった。2打目地点に行ってみてビックリ、石川選手のボールと同組で優勝候補ともいわれている永野選手のボールは雨の中を裕に300ヤードは飛んでいた。軽い左ドッグレッグのホールをショートカットしているので、グリーンまでは残りおよそ200ヤード!彼らはアイアンを手に取ると、まるでここがミドルホールのようにグリーンを狙った。石川選手のボールはわずかにグリーンからこぼれラフに転がり込んでしまったが、そこから柔らかいアプローチでピンに寄せ、今日初のナイスバーディー!
15番ホールは337ヤード打ち上げのミドルホール。打ち上げといっても頂上は約250ヤード地点で、それからグリーン手前まではダウンヒルなので彼らの飛距離なら打ち上げというより山越えといったところだ。さっきはティーショットを見失ったのでここは真っ先にティーグラウンドの真後ろを陣取った!オナーは永野選手。大きな体での大きなスウィングから放たれたドライバーショット!ボールは乾いた打音と共に完全に山を越えて消えた…。そして石川選手のドライバーショットも高い弾道で山を越えていった。さらに小柄な西田選手の低いフェード系の弾道も!私から見れば完全にプロと見分けがつかないレベルだ!2打目地点に行くとやはり300ヤードショットの残りしかない。つまり約40ヤードのアプローチ。スピンの効いた球でピン手前にキュキュッと止めると連続のバーデイー!大きな拍手だ!
次の16番ショートホールのティーショットを見終えたところで時計を見ると既に9時を回っている…。ここでタイムアウト。これ以上釘付けになっていては遅刻してしまう。彼らのプレーに後ろ髪を引かれつつ会場を去り会社へと向かった。

それにしても、彼らのプレー中の様子はすばらしかった。もちろんプレーには集中しているだろうが、ショットとショットの間はなごやかに談笑しながらフェアウェイを歩いている。そして、同伴プレーヤーのナイスプレーを称える。「ナイスバーディー!」「ありがとうございますっ!」と。競技であれどこれぞゴルフ!ライバルに対する心配りを目の当たりにして朝から清々しい気持ちで出勤できた。石川遼選手の活躍でプロツアー並みの、いやそれ以上の大ギャラリーを引き連れてプレーする二人の同伴競技者のプレーも堂々として素晴らしかった。是非3人とも予選を突破して決勝トーナメントに進んでほしい!