1da2c3eb.JPG8月6日に紹介したが、2ndレンジローバーのダッシュボードを取り外して大掛かりな修理を行うことになった原因はコレ!エアコンのエバポレーターだ。右手前の四角いボックスはエキスパンションバルブ。水道のホースに例えるなら、散水するときに指先でつままれたホースの先の部分のようなもの。つまり、ホースをつまむことでホース内の圧力を上げ、狭まった口から圧力から開放された水が勢いよく飛び出す。エアコンコンプレッサーで高められた回路内のガス圧力が、エキスパンションバルブを通過した直後に低圧になる。この圧力差が温度差となる。低圧側の冷えたガスをエバポレーターに通過させ、エバポレーターそのものを冷やす。その背後からブロワファンで風を当てることで冷風を作り上げる。これがクーラーのシステム。適量のフロンガスが入っていなければ目標とする圧力差ができない。つまり冷えない。今回は、このエバポレーターからガス漏れが発生していたのだ。
ところで、取り外したエバポレーターはけっこう汚れていた。きっとどんなクルマでもこうして汚れてしまうのだろう。家庭用のエアコンなら専用のクリーナーで定期的に掃除できる。同じ要領でクルマ用のクリーナーも発売されているが、家庭用と違ってダッシュボードの奥深く潜んだエバポレーターに満遍なくスプレーを吹きかけることは困難だ。それでも、この汚れを見るとできる限りの掃除をしたくなる。今度効果がありそうなケミカル品を探して自分のクルマで試してみよう。