f0ce1063.JPGクラシックの時代からレンジローバーのブレーキシステムは独特のシステムを採用している。踏力補助に負圧式のサーボを使わず、ABSポンプで作られる圧力を利用して制動力に替えているのだ。従ってブエア抜き作業やレーキフリュード交換などの手順は一般的な方法とは違う。ブレーキペダルに取り付けられたストップランプスイッチからの信号を頼りにABSポンプが加圧を始めるので、イグニションスイッチをON/OFFさせたり、ペダルを踏んだりしながら二人一組で行う複雑な方法になるのだ。
今回入庫した2ndレンジローバーは、どうやら誤った手順でブレーキフリュード交換をしたことが原因で、ABSユニット内部に不具合が発生したようだ。ブレーキペダルを踏んでも、圧力が感じられず、踏み込んだ途中の位置でなにやら固着しているような感覚がある。
ABSポンプを作動させながらでないとブレーキフリュードは回路内を流れないところ、無理にペダルを踏み込んだために内部で何かが破損した可能性が高い。
ABSユニットは非分解のアッセンブリ交換となるわけだが、今回の根本原因には大変興味があるのでできる範囲でユニットを分解してみようと思う。