自動車購入時に必要な諸費用と呼ばれる経費は実に分かりづらいと思う。その中でも計算が一番複雑で、かつ(高年式のクルマの場合には特に)高額になるのは『自動車取得税』だ。せめて売る側である我々はその仕組みを理解しておかないといけないとお客さまに適切な説明ができない。そういう意味で、今日はスタッフ間で再確認をした。
(以下、自家用乗用車を例にあげて説明いたします。)
自動車取得税は新車購入時には車両価格の9/10に対し5%課税される。分かり易く、新車価格が1,000万円だとすると、
『10,000,000×0.9×0.05=450,000』
つまり45万円の取得税がかかることになる。
『10,000,000×0.9』の0.9とは、新車購入時には誰もが定価で購入しないため、みなし値引き額をみこした計算がされているというわけだ。1000万円の車両価格の新車は900万円が課税対象額ということになる。

では、中古車になれば?!ここからが本題だ。
2007年に新規登録したクルマ、例えば今年の3月におろしたばかりの中古車の場合だと、先の45万円に0.681という係数を乗じた金額が課税額となる。計算式は
『1,000,000×0.9×0.05×0.681=306,450』
100円未満は切り捨てられるので、306,400円が課税額となる。
ちなみに、取得税に関するルールでは当年に新規登録された中古車は『1年落ち』という呼び方をする。

では、年が明けて来年の1月に同じクルマを購入した場合は0.681ではなく、0.561を掛ける。これは、『1年半落ち』の扱い。
『10,000,000×0.9×0.05×0.561=252,450』
つまり252,400円が課税額になる。
この計算は6月まで使われ、7月になると、先の306,450円に更に0.681を乗じ、208,600円となる。新規登録の翌年の7月から12月に中古車を登録する場合は『2年落ち』扱いとなる。
以降、1年落ちていくごとに0.681を乗じていけばよい。


1年落ち …0.681
1年半落ち…0.561
2年落ち …0.464(0.681×0.681)
2年半落ち…0.382(0.561×0.681)
3年落ち …0.316(0.681×0.681×0.681)
3年半落ち…0.260(0.561×0.681×0.681)
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説明が下手で恐縮だが、とにかく0.6810.561という二つの係数を覚えておけば取得税は計算ができるのだ。基本的には年間3割1分9厘づつ償却していくというわけだ。
このように年々償却を繰り返し、課税対象額が50万円以下になったときには非課税となる。
是非、中古車購入の際の参考にしてほしい。