af305928.JPG写真は先週紹介した3rdレンジローバーのクーラント漏れの原因だったラジエター。コア部分の水路のド真ん中にピンホールが空いてしまっている。年式的にもまだまだクーラーントが劣化していたわけでもなく、特に外的損傷があるようにも見受けられない。なんとも不可解なトラブルだ…。

不可解なピンホールといえば、過去にはこんな経験もある。(クラシック・MINIにまつわる事例なので、クルマの基本設計を含めて何世代も前の出来事ではあるが…。)
新車のMINIを陸運局に登録に出かけた。検査ラインに入ったところ、下廻り点検でアウトの判定!検査員に呼ばれて見てみればエンジンオイルが漏れている。その漏れかたも可笑しくて、雫になってポタリと落ちるなんてなまやさしいものではなく、小便小僧のオシッコみたく、細く糸を引くように放物線を描いて飛んでいるのだ。しかも、その場所はアルミ製のオイルパンのド真ん中から!なんにもないアルミ地のド真ん中から突然オイルが飛び出しているのだ。新車として工場に届いたときには地面にオイルが落ちているような異常には気が付かなかった。登録に出かけている間に穴が空いて漏れはじめたようだ。これには陸運局の検査員もさぞ驚いたことだろう!
もうひとつ、これもクラシック・MINIの話。ユーザーからタイヤの空気が抜けるという申し出があり、さっそくパンクの点検をした。リフトでクルマを持ち上げ、タイヤをクルクル回して目視点検をしたが、とくに釘などの異物が刺さっているわけではない。タイヤ面やビード部、バルブ周辺に石鹸水を噴霧し、泡ブクを見ながら念入りにチェックをしたが怪しいところは一切ない。念のためにバルブを新品に替えて規定空気圧にし一晩置いておいた。しかし、翌朝には再び空気圧は下がっていた…。とにかく空気が漏れていることは確かなので、もう一度基本的なチェックをすることにした。クルマからホイールごととりはずし、水を張った大きな桶のなかに完全に沈めてみた。すると、タイヤではなく、アルミホイールの裏面のリムのド真ん中からプクプクと小さな泡が出ているのだ。
先のオイルパンといい、アルミホイールといい、原料としてのアルミ素材そのものにムラがあるのか?なんとも情けないトラブルだった。まあ、MINIだからこそ笑って済ませられたトラブルだった。