eeb3e346.JPGエンジン形式「B6324S」と呼ばれるフリーランダー2のエンジンは直列6気筒だ。ボルボ製のこのエンジンには、これまでの常識を覆す新発想が盛り込まれている。
初代フリーランダーにはV6ガソリンエンジンが採用されていた。これを横置きにレイアウトされていたのだが、V6故にエンジンルームにはコンパクトに収まっていた。さて、フリーランダー2にはi6(IN−LINE6=直列6気筒)が搭載されているが、直列に並ぶことでエンジンの全長は必然的に長くなる。それが横置きされていることがスゴイ!通常、エンジンルームの右側にエンジン、左側にトランスアクスルがレイアウトされる。フリーランダー2もその配置は同じだが、エンジン+トランスアクスルの全長(エンジンルームに対する横幅)を短くするために、タイミングチェーンやオルタネーターやA/Cコンプレッサーなどを駆動するためのドライブベルトを、エンジン前部ではなく、エンジン後部、つまりトランスアクスルの上部に移動させているのだ。トランスアクスル上部のデッドスペースを有効に使っているので写真の通りエンジンルームには無駄な空間がなくなってギッシリ詰っているというわけだ。
i6を搭載することにより、車体前部とエンジンとの間にスペースが出来、それはいわゆるクラッシャブルゾーンであり、万がいちの事故の際にはクルマが潰れて衝撃を吸収することでキャビン内を守る役目を果たしているそうだ。