1c15ab34.JPGエアサスペンションが作動しなくなった94年式クラシック・レンジローバーが入庫した。故障インジケーターが点灯し、フェイルセーフにより高さが固定されて動かない。早速、テスターで診断を行った。『右フロント・ハイトセンサー・規定範囲外の数値』という故障コードを表示。これは、正常な状態であっても、激しいモーグル走行などを行った場合に稀に陥る症状でもある。サスペンションが伸びきってしまった場合に、それを『想定外』と認識することがあるようだ。
ただ、今回は市街地での使用で起こった。早速、テスターを使っての修理を開始。まず、コントロールユニットが記憶した故障コードを消去。その後、試運転をしたりボタン操作で車高の上下をしたりして故障を再現するかどうかを確認する。再現すれば診断は比較的早くできる。しかし、残念ながら少々の試運転では再現しなかった。こうなると、原因の特定は少しばかり厄介だ。迷宮入りか…? ところが、車高を上げた状態でクルマを大きく揺すってみたところで再び故障インジケーターが点灯!テスターに表示されたハイトセンサーの示す数値を見てみると、右フロントだけ全くかけ離れた数値を表示している。これでハイトセンサーそものもの故障であることが判明した。