PCRV(pressure conscious reducing valve)、「意図的に減圧するためのバルブ」。日本では一般的にPバルブと呼ばれる部品だ。Pバルブの「P」は、「Proportioning」の意味。つまり、「つりあいをとるためのバルブ」。PCRVも、つりあいをとるために減圧しているのであって、メーカーごとで呼び方が違うだけで目的は同じもの。前後の制動力のバランスをとるために、リヤブレーキへの油圧を減圧することが必要なのだ。ブレーキング時、クルマは前加重になる。もし前後の車輪に同じ力でブレーキが掛かれば、荷重の少ないリヤホイールがロックしやすくなる。リヤタイヤがロックしてしまえば、クルマの挙動は不安定になりスピンしまう。
その不安定を防ぐために、リヤブレーキはフロントよりも弱い力にする必要があるのだ。そのための減圧バルブがPCRVであり、Pバルブだ。

cead8c44.JPG写真は2ndレンジロ−バーのPCRV。エンジンルーム内のABSユニットのすぐ横に位置する。PCRVから僅かにフルードが漏れ、エンジンルーム内にシミができているのが分かる。ほんの僅かの漏れではあるが、ブレーキは命に関わる重要な部分。早急に部品交換の必要がある。