aea45ea3.JPGレイブリックでメンテナンスを任せていただいているクラシック・レンジローバーのの中では、現在ではおそらくこの車両が唯一のワンオーナーカーだろう。1994年にディーラーで新車で購入されたバンデンプラだ。走行距離は15万キロを越えている。あいにく、車庫に屋根がないので、ボディー塗装は強烈に痛んでいる。天井はお約束のとおり垂れ下がり、運転席のシートの角はついに革が剥がれてしまった。
内外装は年式なりにやれてきているが、オーナーさんの方針で機関部分に関しては徹底的に先手々々で手を加えてきた。ブレーキ、バッテリー、タイヤ、その他ゴム類など、消耗パーツは点検や車検時に慎重すぎるほどのメンテナンスをしてきたのだ。今回も長距離運転の予定をひかえて12ヶ月点検で入庫していただいた。
2ndレンジローバーから3rdレンローバーと移り変わる過程でも、『これ(クラシック・レンジローバー)の代わりにはならないなあ!』と代替えを見送ってきた。『次に致命傷となるほどの大きな故障が起きたら、そのときはヴォーグにするか!』とは言うものの、少々のトラブルは迷わず修理してきた。これまでの経験からすれば、クラシック・レンジローバーの場合、エンジンやトランスミッションが故障して大修理になる確率は極めて低い。ロングホイールベースのバンデンプラの場合、初期の段階ではセンターデファレンシャルの故障は定番だった。しかし、ここまで乗り切ってきたバンデンプラでは、逆にそのような心配も少ない。こうなれば、代替えを決意するほどの要因が訪れることはほとんどないと踏んでいる。
それならいっそ、内外装をリフレッシュする選択肢も候補にあがってくる。ボディーを全塗装、シートの革やルーフヘッドライニングの張替え、ウッドの染め直しなど。機関部分には手を抜いてこなかったクルマだけに、リフレッシュプランを実行すれば抜群にコンディションの良いバンデンプラが出来上がるだろう。

点検完了後、クルマのお引渡し時にそんな話もしたのだが、果たしてオーナーさんのご意向やいかに!