レンジローバー・スポーツのブラインドモニター取り付け作業風景の一部を紹介しよう。フロントバンパーおよび助手席側のドアミラー内へのカメラの埋め込みや、各部を繋ぐ配線など、実は作業的に困難な部分は多々ある。しかし、小型液晶モニターの取り付けが一番気を使う部分だろうか。ドアトリムからスピーカーグリルを取り外し、現物を切り抜くのだ。ドライバーシートに座って絶えず見える部分である。というか、ここ(ブラインドモニター)を見るためのシステムなのだ。どんな作業もそうだが、この部分こそ失敗が許されない一発勝負の作業なのだ。

レンジローバースポーツのブラインドモニター取付作業・位置決めまず、マスキングテープを使って切り抜く部分をコンマ5ミリ単位で正確に位置決めする。取り付けるモニターは2.5インチの小型液晶。小さなモニターなので、画面すべてを無駄なく表示したい。そのため、モニターのサイズにピタリ合わせて切り抜くことが大切だ。大きすぎればモジュールの枠の部分が見えてしまう。小さければ画面のすみが隠れてしますう。1ミリ違えば見せたくない部分が見えてしまったり、見たい部分が隠れてしまったりする。グリルの細かな穴に沿って慎重に位置決めをする。

レンジローバースポーツのブラインドモニター取付作業・切り抜きスピーカーグリルはプラスチック製。電動ルーターやカッターナイフ、ヤスリなどを駆使し、慎重に作業を進める。焦って力を掛け過ぎると割れてしまいそうだ。ここで、パキッ!っと割れてしまったり、削りすぎてしまったらジ・エンド。




レンジローバースポーツのブラインドモニター取付作業・仕上げ切り取れてしまえば一安心。しかし、仕上げが肝心だ。切削面の仕上げはヤスリやサンドペーパーを使う。切削時にルーターで削ると溶けたプラスチックがスピーカーグリルの細かな穴のあちこちに詰ってしまう。ゼムクリップや千枚通しなど、細く丈夫なものを使って押し出したり、それでも溶けながら頑固にめり込んだ部分には、爪楊枝の先ような細いビットを使ってルーターで削りとる。

詳細はかなり省略したが、作業は全て手作業だ。我ながら意外と原始的だ…汗。こんな作業も今時は機械にセットして数秒でサクっと切り抜いてしまうことができるのかもしれないが、こうしてキレイに切り抜けた長方形を見るとかなり達成感がある!