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b73004a2.JPG写真は3rdレンジローバー。今回の故障箇所はラジエターファンだったのだが、そこへたどり着いた経緯を紹介しよう。
一週間ほど前、バッテーリーを交換した。バッテリーが上がってエンジンが掛からなかった。暑い季節の到来、高い湿度など、それまで元気だったバッテリーが一気にあがってしまっても不思議ではない気象条件。しかも、既にそのバッテリーは3年近く経過していた。何の迷いもなく上がってしまったバッテリーを交換した。
そして、再びバッテリー上がり。これはさすがにただごとではない。灯火類を点けっ放しに?と疑うところだが、レンジローバーはたとえ半ドアであってもある一定時間が経過すればルームランプでさえも自動で消灯するシステムなので、それも考えにくい。どこか漏電している箇所があるに違いない。
漏電を探すには暗電流を測定するところから始まる。イグニションをオフの状態で流れる電流値を測定するのだ。時計やオーディオ類、各ECUのバックアップ電源として、僅かな電流が流れている。それが暗電流。暗電流の基準値は100mA以内といわれているが、実際にはせいぜい数十mAが限度。
さて、今回の3rdレンジローバーの暗電流を点検したところ、30mAを表示した。正常範囲としてもギリギリの微妙な数値だ。そうはいっても一週間でバッテリーが上がってしまう心配はないレベル。
しばらくして再度点検したところ、なんと10A!これは暗電流なんてものではない。通常の電装品なら充分稼動するだけの電流値だ。こんな場合、フューズを順番に抜いていき、電流値がドンと落ちる電装品を探すのだ。そころが、今回はそんな点検に入るまえに直に焦げくさい臭いがしてきた。その臭いの根源を鼻で点検したところ、ラジエターファンが原因だったのだ。
ラジエターファンにはバッテリーから直接電源が供給されている。さらに、エンジンEUCからの信号線が入力されており、そのECUからの電流値のコントロールによってファンのスピードが変えられるシステムだ。どうやら、ラジエターファンの内部の回路のショートが原因で漏電していたようだ。ラジエターファンのフューズは50Aのものが付いている。ショートはしていたものの、ラジエターファンのフューズを飛ばすほどの電流値には達していなかったようだ。微妙な壊れ方をしていた珍しいケースだった。