9826deda.JPG「エンジンが振れる。時々エンストする。スグに再始動できるときもあれば、しばらくエンジンが掛からない時がある。」
こんな症状のディスカバリー・シリーズ兇入庫した。試運転を繰り返し、そして順序だてて故障診断を行った。結果的にクランク角度センサーを交換した。「時々」というのが厄介だが、これで解決すれば故障診断で得た情報が全て辻褄が合ってくる。
今日は、クランク角度センサーの話。

EFI(電子制御燃料噴射装置)では、このクランク角度センサーは重要な役割を担っている。クランクの回転信号をコントロールユニットに送り、燃料噴射の基本的なタイミングを決めているのだ。この信号が入力されない限り、EFIの制御はそのきっかけすら掴めない。しかも、燃料が噴射されない場合には点火も始まらない仕組みになっている。つまり、エンジンが掛かる要素は全くないというわけだ。
このセンサーに不具合がある場合、今回入庫のディスカバリーのように「エンジンが振れる」などといった曖昧な症状は比較的少なく、掛かるか掛からないか、つまりイチかゼロかといった例が多い。それだけに、今回の故障原因がクランク角度センサーだけでない可能性もある。交換をしてしばらく様子を見ている限りエンジン不調も解決しているように感じる。