6c7372fd.JPGオイルが滲み出ているのは2ndレンジローバーのステアリングダンパー。ここまで漏れてしまうと、さすがにその効果は薄れている。
ステアリング・ダンパーは、左右に切れる前輪の動きを規制するもの。パワーステアリングによってハンドルが軽く回るようになっているにも関わらず、その動きをあえて妨げるためのパーツというわけだ。
前輪の切れは動き易ければ動き易いというものではない。ハンドルを回せばスムーズに回る。しかし、必要以上に無駄な動きはしてほしくない。例えば、直進で走行中の前輪が路面の凹凸によって左右に振られたとするなら、できることならその動きは抑えたい。ステアリング・ダンパーはそんな目的で取り付けられている。
さて、ステアリング・ダンパーのシール部分からオイルが漏れ、ダンパーの機能が低下してしまった場合、その対処の方法は交換しかない。しかし、その必然性を考えるとどうしても後回しになってしまいがち。例えば、車検整備に取り掛かり、「ココを修理しないと、アレを交換しなければ車検に受からない。あるいは、その後安心して乗ることができない。」という部分がいくつかピックアップされた場合、足回りのボールジョイントのガタを放っておいたり、残量の少ないブレーキパッドを見逃すわけにはいかないが、予算からの優先順位によってはステアリング・ダンパーは見送られるべきパーツになってしまうのだ。
徐々に抜けていったダンパー故に、すっかり効果が失われていることに気がつかないユーザーさんが多いだろう。交換した場合、それまでのクタクタ感のあるハンドリングとの差に驚かれるユーザーさんが多い。直進性の向上、シミーの低減、路面の凹凸や轍などから受ける悪影響を抑え、ハンドリングにしっかり感が甦ってくる。
「どうせ交換するなら」と、ドイツ製ビルシュタインを選ばれるユーザーさんも多いが、あいにくいつも品薄状態。せっかく紹介しておいて非常に残念だが、現在レイブリックでも欠品状態が続いている。