14e3be07.JPG爬虫類が苦手な読者の方はこの写真を拡大するのはやめたほうがよい。
今日の夕方、外を歩いているとなにやら独特の気配を感じた。ふと足元を見ると、体長10センチほどの蛙が静かに呼吸をしながらこちらを見上げている。草の色と同化し、枯葉色をしている。
しばらくにらめっこをしていたが動く気配はない。これでノソっと動かれたときにはきっと飛び上がるように逃げるところだが、呼吸をしている以外に動く様子はない。そこで、こうして写真を撮ることができた。
田舎育ちの私にとって、本来は蛙など怖い存在であるはずはなかった。年齢とともになのか、あるいは触れ合う機会がない期間が長く続いたからなのか、気がついたらとても触ることなどできなくなっていた。カマキリやカブトムシの幼虫などもそう。ヘビだって素手で捕まえた。もう今では怖くてしかたがない。トカゲなど、子どものころはその動きや表情が可愛いと思っていたほど。通学途中に捕まえたとかげを、筆箱に入れて学校に連れていき、授業中に遊んでいたこともある。今では、肌に触れることを想像しただけで鳥肌が立つ。
みなさんが育った頃の環境はどんな風だっただろうか?私の田舎では、小川にメダカが泳ぎ、アメンボウが水面を滑っていた。モンシロチョウやアゲハチョウは追いかけるほど珍しいものでもなく、夏にはシオカラトンボの目を回して捕まえた。ホタルが家のなかに舞い込んでくることもあった。
そう、私が育った田舎とは、レイブリックのある長久手町だ。信じられないだろうが、ちょうどレイブリックがある場所は獣道しかないほどの深い山だった。私が小学校を卒業する直前、時期的にはちょうど今ごろだっただろう、担任の先生が「思い出作り」を目的にして、クラス全員をこの山に連れてきてくれた。ススキの原っぱや林を掻き分けながら山を散策した。そして、誰かが見つけた野うさぎを全員で追いかけた。先生が演出してくれた思い出の山だったのだ。
今ではすかっかり宅地化され、当時の面影はない。