b4e86175.JPG大切なクルマを事故で失ってしまったオーナーさんには大変申し訳ないが、今日はこの大破したレンジローバーを記事に取り上げることにしよう。
事故は数週間前のこと、山道でスリップして数メートル下の段差まで転がり落ちて裏返しになってしまったのだ。レッカー車でここまで運んできたのだが、ここまで激しい損傷では修理はほぼ不可能。やむなく解体することを決断された次第。
レイブリックの駐車場のすみに置かれたこの事故車は、こんな形なので大変目を引いてしまう。そして「乗っていた方は大丈夫だったのか?」と聞かれる。幸い、奇跡的にムチ打ちもかすり傷もなかった。割れたフロントガラスを見るだけで、背筋に冷たいものが走るほど。よく破片で怪我をしなかったものだ。たまたま転がり落ちた段差が、それでも数メートルで済んだことや、その場所が固い岩などではなく土だったことなど、不運が重ならなかったことは幸いだった。
この仕事をしていると、このような事故にはよく遭遇する。しかし、これまで幸いにも大怪我をされた方は記憶にないほど。例えば、入院をするほどの怪我だったり、骨折された方ですら見たことがないと思う。過去には、開いたエアバッグが頬に当たって軽い擦り傷を負ったお客さまがいたが、なんとかそれぐらいで済んでいる。
ランドローバーの丈夫なボディーが乗員を守ってくれているもの間違いではないだろうし、傾向的にはランドローバーのドライバーの運転モラルが高いことも大きな要因だろう。自損事故、あるは他車が絡む事故であっても、ノンブレーキで衝突して大破するというよりは、なんとか事故の衝撃を最小限に留めようという冷静な判断ができるドライバーが多いのかも。これだけ丈夫な構造なので当然ではあるが、とにかく身の安全が確保される確立の高いクルマであることは確かだ。
なんだか、上手くまとめられないが、ルーフまで歪んでしまっている事故車両を見ているだけで、さまざまな教訓に呼びかけられているような気がする。