レイブリックは損害保険ジャパンの代理店業務を行っている。火災保険や医療保険などもひっくるめて損害保険なのであるが、やはり本業が自動車だけに自動車保険以外は全くの苦手分野。保険は「知識商品」である。知識がある商品は売れるが、知識がないものは絶対売れない。あるいは、知識があるスタッフは契約がとれるが、知識がない者は成績があがらない。
とにかく、火災や医療、旅行に関する保険の知識が薄い我々は当然のことながらお客さまに勧めることもできない。こんなに堂々と言ってしまうと、損保ジャパンの管轄支社長あたりから「おいおい、分かってるならちゃんと知識をつけて売ってくれよ!」などというお叱りの言葉が飛んできそうだ。まあ、その代わり自動車保険に関しては圧倒的に自信を持って募集業務を行っているのだから勝手ながらそれで勘弁してもうらうとしよう。

さて、今日は名古屋市中区丸の内にある損害保険ジャパン名古屋支店を訪れた。だいたい保険会社というものはその威厳を示すかのごとく巨大なビルを建て、ビルに自社の名前をつける。つまり、ここは「損保ジャパン名古屋ビル」。競い合うようにすぐ西隣には「東京海上日動ビル」もある。
話がそれたが、今日は損保ジャパン名古屋ビルで開催されたあるセミナーに参加した。代理店を務める整備工場の経営者が集い、財務分析に関する知識をつけて健全経営に努めようという主旨のもの。講師は損保ジャパンの担当者が行う。直接、保険の新商品の講習などを行って募集のための知識をつけるというのは当たり前のこと。今回のように、まず代理店が本業(自動車整備や販売)で健全に経営できてきること、強いては成長することで保険募集機会の拡大を狙おうという、まさに組織的な取り組みである。
内容は割愛するが、眠くなるほど退屈なことから、気が遠くなるほど複雑なことまでを一気に行った。セミナーそのものは大変参考になる内容だった。しかし、実のところ私はそれ以外のことのほうに期待をして出かけた。それは、損害保険ジャパンという大企業のビジネスマンの立ち振る舞いを観察することだった。挨拶、名刺交換、会話、姿勢、表情などなど。当たり前のビジネスマナーではあるが、実はそれが大変勉強になる。
私自身、社員数千人規模の企業を退職して14年が過ぎた。その会社に新卒で入社した時にはおよそ2ヶ月におよぶ研修があった。そこではまずビジネスマナーを徹底的に叩き込まれた。現場に出ると、現場の空気に染まり、研修で身につけたものは徐々に薄れていった。しかし、厳しく教えられた事実だけは記憶から消え去ることはなく、時々「出来なくなってしまった自分」を見直すことさえあった。
今日の会場が「丸の内」であることも重要な参加のきっかけでもあった。郊外で過ごしていると、ビジネスのあり方そのものが麻痺してくる。カッコいいビジネスマンの理想像すら薄らいでくる。まさかと思われるだろうが、これは事実である。
私をはじめ、レイブリックの空気に染まってしまった全スタッフに言えることだが、自分達がいかに哀れな姿で仕事(ビジネス)をしているかということから認識する必要があると感じている。
そんな折、まずは私が未だに身についていないことや忘れかけているものを取り戻し、それをスタッフに波及できればというのがセミナー参加の目論みだ。今後も積極的に自己の向上につながる場所を求めて飛び出していこうと思う!もちろん、レイブリックのスタッフにもそんな機会を設けていくつもりだ。

marunouchiなんだか息苦しい内容になってしまったが、気分を変えて名古屋観光案内でも!
写真は名古屋市中心部から北方向を望んだところ。丸の内の損保ジャパン名古屋ビルの19階からの眺めだ。中央に横たわる白い高架は名古屋高速都心環状線。その向うの右端のクラシカルな建物は愛知県庁。その左側には新庁舎。更にやや左側には愛知県警本部。その向こう側の森の中には名古屋城があり、金の鯱も見えるはずだが残念ながらこの写真では確認できない。