3cfa1322.JPG営業の齊藤スタッフは1994年モデルのクラシック・レンジローバー・バンデンプラに乗っている。そのバンデンプラがオーバーヒートした。リザーバータンクからはクーラーントが吹きだし、ロードサービスのレッカー車で出勤した。
さっそくメカニックが原因を探ると電動ファンが作動していないことが判明。電動ファンはエアコン使用時などに補助的に冷却するためのもの。走行中は風が当たるが、特に停車中にコンデンサーやラジエターを冷やす目的で重要な役割を果たしている。
クラシック・レンジローバーの場合には電動ファンが2つ付いている。今回はその2つともが固着していた。
当の齊藤スタッフは最近時々オーバーヒート気味になることを自覚していた。そこで、基本的なことだけでも気にしていようと、水温計には敏感になり、また電動ファンが回っていることも確認していた。ところが今日は確かに2つとも回っていなかった。

齊藤:「あれ〜?ファンは真っ先に診たのに・・・、回っていたのになあ・・・。」
メカ:「2つとも?」
齊藤:「2つともかどうかは分からん・・・。でも2つ同時に壊れるなんてことあるんか?」

そう、きっと少し前から、あるいは電動ファンをあまり必要としない寒い季節からずっと片方だけしか回っていなかったかもしれない。徐々に気温が上がり、2つの電動ファンに頼らなければならなくなったがひとつしか回っておらず、オーバーヒート気味という微妙な症状を示していた可能性が高い。その頼みの綱の最後の電動ファンがいよいよ壊れてしまい、オーバーヒートにつながったと考えられる。

ヘッドランプも片方が切れていても気がつかないことが多い。電動ファンも「プ〜ン」と音を立てていれば「回っている」と思うのが自然だろう。レイブリックのスタッフのランドローバーはこうして教訓を導く材料になっている。今後はお客さまのクルマを点検する際にも、こういったことにも注意を払うようにしよう。
これから夏本番。みなさんのランドローバーも一度電動ファンが2つとも回っているか点検してみてはいかがだろうか?!回っていないランドローバーは意外に多いと思う。