5f02aed1.JPG先月末にランドローバーオフィシャルサイトで2010年モデルのランドローバー各車が発表になった。
今日、それらのカタログが手元に届いた。今日はその詳細を掻い摘んで紹介しようと思う。
まず、呼称の整理から。2007年から3rdレンジローバーのことをレンジローバー・ヴォーグと呼ぶようになっている。ヴォーグは元々ひとつのグレード名だった。2006年にスーパーチャージドが発売されたころ、まだNAモデルには「ヴォーグ」と「HSE」の2種類のグレードが存在した。その後、NAモデルは「V8」という名で統合された。それを機会に車名を「レンジローバー・ヴォーグ」と呼ぶようになり、グレード構成は「4.2 V8スーパーチャージド」と「4.4 V8」の2本立てになった。
この呼称は2010年モデルでも継承されるようだ。ただ、エンジンが共に5リッターになることで排気量を示す数字は当然「5.0」となる。
2005年にデビューしたレンジローバー・スポーツの名はそのまま変わらず。こちらもグレード構成は「5.0 V8スーパーチャージド」と「5.0 V8」の2種類。
レンジローバーの名を持つこの2車種に関しては、「スーパーチャージド」はカタログでは大々的に紹介されているが、日本では「受注生産」扱いとなり、通常ラインアップとしてメーカーに在庫されることはないとのこと。予約により4ヶ月以上の納期を要することになるようだ。

次に、マイナーチャンジでありながら「3」から「4」に車名まで変わってしまったディスカバリー4。従来は4.4リッターV8と、4.0リッターV6の2種類のエンジンが用意されていたが、こちらもレンジローバーと共通の5.0リッターエンジンが搭載される。グレードはHSEとSEが存在する。エンジンは共通なので装備面が違うだけだ。大きな違いでは、内装のレザーの種類の違いや、ウッドパーツの有無など。後席のプライバシーガラスもHSEだけの装備。これまで、レンジローバー・ヴォーグにしか装備されていなかったステアリングヒーターも用意されたが、これもHSEに対してのメーカーオプション。内装や装備の違いによる2つのグレードだが、これも日本ではSEだけが通常ラインアップでHSEは予約注文扱いらしい。現在の簡易カタログではHSEだけが写真で紹介されており、日本発売予定モデルのSEの様子は明らかになっていない。

こんなグレード構成の3車種だが、カラーバリエーションは基本的には共通。そして、ナント日本には3種類のボディーカラーだけが通常在庫モデルとなるらしい。3色とは「ウィスラー・ホワイト」「サントリーニ・ブラック」「ゼルマット・シルバー」。白、黒、銀の3色以外は全てオーダーカラー扱いとなり、やはり4ヶ月以上の納期が必要になるらしい。

レンジローバースポーツ_バリブルー情報を整理すると3車種とも、グレード、ボディーカラーの選択肢がほとんどないのが残念なところ。お気に入りのグレードやカラーを希望される方は早めに予約注文をする必要がある。もっとも、各販売店の判断で市場性が高そうなモデルを独自の判断でメーカーにオーダーし、ショールームに展示するということもじゅうぶん考えられる。もし、私が新車ショールームのマネージャーだったとしたら、レンジローバー・スポーツの新色「バリ・ブルー」を飾りたい。バリとはきっとバリ島のこと。バリ島の海のブルーがイメージされたであろう鮮やかなブルーだ。スポーティー感に溢れた精悍なイメージだ。
3車種の予約は既に開始されているが、実際の日本発売は11月ごろから。街で見かけるようになるのは早くて暮れぐらいからだろうか。


さて、カタログのボディーカラーを見ていて思ったことがある。先の「バリ・ブルー」もそうだが、ランドローバーのボディーカラーは地名やその土地の特徴など、自然界に関連する名前が付けられることが多い。オレンジ系は火山だったり、ホワイト系は雪山だったり。今回、レンジローバー・ヴォーグとディスカバリー4のカタログで使われているカラーは、少し茶色がかったシルバー。これも新色だ。ゴールドほどハッキリした色ではない。深みのあるメタリックカラーだ。ランドローバーらしく曖昧で素敵な輝きである。
カタログによれば「ナラ・ブロンズ」。なるほど、ブロンズという表現はもっともだ。それなら「ナラ・ブロンズ」の「ナラ」とは何だろう。ナラ、ナラ、ナラ・・・、「奈良」?! 奈良のブロンズ?! もしかして、奈良の大仏っ!!! じゅうぶん考えられる。実際はどうなんだろう。これは是非解明しておきたい。
もし本当に奈良の銅像が由来だとしたら、カタログカラーでもある「ナラ・ブロンズ」を、是非国内販売の通常ラインアップに挙げてほしい。そして、2010年モデルの発表会を東大寺で行うなんてイベントを試みたらどうだろうか!ジャガー・ランドローバー・ジャパンの関係者さんが今日のブログを読んでくれることに期待しよう!