レンジローバーの純正プラグコード点火系の構成パーツも時代とともにずい分変わった。今ではディストリビューターなどすっかり見なくなった。
写真はクラシク・レンジローバーのディストリビューター周辺。点火系のメンテナンスで、ディストリビューターのキャップとローター、そしてスパークプラグとプラグコード、イグニションコイルをまとめて取り替えているところ。最近のクルマでは「エンジンの調子が悪い」といっても、スパークプラグなどの基本的な構成パーツを点検をするよりも、専用テスターを接続して行う診断のほうが不調の原因に早くたどり着くかもしれない。しかし、基本としては「エンジンの基本点検」から行うもの。エンジンオイルやクーラントの状態は正常か?スパークプラグは消耗していないか?などなど。これらが良いことが最低条件でEFIの点検に進んでいくという手順だ。
まあ、そんなことで、この頃のクルマの点火系の消耗品のメンテナンスは最低限行うべき基本的な項目なのである。

さて、作業中の写真は、新品のディストリビューターキャップに新品のプラグコードを差し込んでいるところ。ここで注意をしなければならないことがある。最近供給されている純正プラグコードは、どういうわけだか差込部分のブーツが深すぎるのだ。そのため、自然にディストリビューターキャップにプラグコードを差し込んでも、ブーツだけがフィットするだけで、肝心の端子部分がしっかり勘合していないことがあるのだ。それで、差し込む前にこのようにブーツを捲っておき、端子が「カチッ」と差し込まれたのを確認してからブーツを被せるようにしなければならない。
新品の純正パーツ同士だからといって、全面的に信用して無作為に組みつけても100%の性能が発揮されないことがあるというわけだ。残念ではあるが、この頃のランドローバーパーツのクォリティーはこんな感じ。こんな部分も踏まえてうまく付き合っていくことが楽しみでもある。


愛車にもペットボトルを!さてさて、このクラシック・レンジローバーの車内を見ると2リットルのペットボトルに入った水が転がっていた。これは乗員のためのものではなく、クルマのためのもの。万が一、走行中になんらかの原因でオーバーヒートを起こしてしまった場合を想定し、夏場のにはたえずこうして携行しているとのこと。こんなこともクラシック・レンジローバーとうまく付き合うためにはとても重要なことである。乗員の水分補給のためのドリンクを用意することは当然のこと。特に夏場の長距離ドライブの際にはクルマにも一本の水を用意しておくとよい。