キャリパー写真はクラシック・レンジローバーのリヤのブレーキディスク。写真が暗くて見にくいが、ディスクの外周側およそ2cmが錆びている。ブレーキパッッドは均等に当たるはずなのに、錆びているということはパッドと接触していないということ。もちろんこれは異常。
これはつまりブレーキが効いていないということ。キャリパーのピストンが固着し、ブレーキパッドをディスクに押し付ける力が発生していないのだ。ブレーキパッドを外し、工具でピストンを押し縮めようとしても通常の力ではピクリとも動かない。

これがフロントブレーキならブレーキング時にハンドルがとられるなどの症状が出る。リヤの場合にはブレーキング時にそれほど荷重が掛からないのでドライバーも気がつかないことが多い。今回もとくに自覚症状はなく、ブレーキパッドの残量を点検した際にたまたま気がついたのだ。自覚症状はなかったとはいえ、片輪のブレーキが効いていないと知りながら運転することはやはり怖い。さっそくお預かりしてキャリパーのオーバーホールを行なった。

これはクラシック・レンジローバーに限らず、どのクルマでも同じこと。ブレーキディスクの状態はホイールの隙間から簡単に目視点検できる。安全ドライブのためにみなさんも時々覗いてみてくだい。不可解な削れかたをしていたら要注意!