ランドローバーとジャガー、同じ英国車というだけではなく、現在では同じ資本下で組織される自動車メーカーであり、2005年以降はランドローバーにもジャガー製エンジンが搭載されるようになっている。
ランドローバーは間もなく3車種同時に搭載エンジンが変更されたニューモデルが発売される。いずれもエンジンはジャガー製5リッターV8である。

1ee5768f.jpgさて、最近私が最も驚いたことはジャガーXJのフルモデルチェンジである。Sタイプの後継車種としてXFが発表されたときにも、その変化に驚いた。ただ、後継車と呼ばれるには余りにもスタイルが違いすぎると感じたところで、所詮車種名も変わったことで納得をする余地があったというところだろうか。
さて、今回フルモデルチェンジしたXJ。これまでのXJの面影はまるで感じられない。もっとも、「XJらしい」という概念も、私の個人的な感覚に縛られたものであり、現実にXJがこのように変化をしたことに自分自身の脳が追従していないだけのことではある。
まあ、とにかく変わり過ぎと言いたくなるほど変わっている。

どんなスタイルが好きかはクルマに興味がある人ならそれはそれぞれ違った趣向があるわけで、ゆえにあらゆるクルマが選ばれる。この大胆な変化を歓迎するか否かも賛否が分かれることだろう。あえて筆者の意見を述べるならこの変化は賛成である。個人的には「あの頃のあのタイプが一番カッコいい」と感じるモデルはある。しかし、いつの時代でもジャガーはジャガーであり、私の中ではどのジャガーを選ぶかということよりも「ジャガーのオーナーになるること」の意味のほうが重要なのかもしれないと感じるのである。
かつて、映画やマンガで出てきたジャガーとそのオーナーの印象、そしてジャガーに乗ってランドローバーを買いに来てくださったお客さまの振る舞い。「ああ、だからこのお方はジャガーを選んだんだ」と思わせるオーラをそれぞれに感じさせてくれた。
今度のジャガーはどうとか、そういう問題ではなく、それ以前に自分がジャガーにふさわしいかということのほうが優先なのかもしれない。私のなかの「ジャガー」というのはそんな存在なのである。

ついつい多くを語りすぎたが(汗)、話を現実に戻すと、新型XJのエンジンも当然の事ながら5リッターV8であったということ。ああ、ランドローバーと同じなんだなあ、と、ただそう感じたことだけを記事にしようと思っただけが、やけに長くなってしまった。
つまり、いつか自分もこの新型XJが似合うような紳士になりたいと思ったわけである。