「プログラムアップデート」、パソコンにインストールしたソフトを更新する場合に使われる言葉としてよく耳にする。しかし、最近ではクルマでもコレを使うようになりつつある。
オートマチックの変速の具合いに違和感がる、エンジンが不調になる、エンジンが始動できないときがある、などなど。従来ならこれは故障であり、不調になる原因を抱えたパーツが必ず存在する。もっとも電子制御化されている現代ではその原因がECU(コントロールユニット)であることもある。そんな場合は部品としてECUを交換するのが従来の方法。

さて、そのアップデートの方法は以下のとおり。あらかじめプログラムがダウンロードされたパソコンから通信ケーブルを介して車両側へデータが送信されてプログラムが上書きされるというシステム。もっとも、元となるデータはメーカーから正規ディーラーさんに配布されるものなのでパソコンさえ繋げば解決するという問題でもない。

故障の原因が電子制御システムのプラグラムによるものの場合、アップデートによってエンストが解消したり、オートマチックの不具合が改善されたりというわけだ。クルマに触ることなく悪い症状が改善されるとは、簡単なようでとても複雑な部分も含んでいる。悪い部分が目視点検できるわけでもなく、また何の手応えもないからだ。

もはや、これは自動車整備の領域を超えている!と言いたくなるが、柔軟性がなくなりつつある私の脳がついてこないだけで、今後はこのような方法が自動車整備のスタンダードなっていくのだろう。