CA391792電話を取ると、以前ディスカバリー3を購入していただいたお客さまだった。
「今、出先のガソリンスタンドで給油しようとしているのですが、蓋が開かないんですよ。」と。
ディスカバリー3のフューエルリッド(給油口の扉)は車両の集中ロックと連動している。ドアのアンロック作動に連動してフューエルリッドが手動で開けられるようになる。フューエルリットの近くにアクチュエーターが設けられており、ロックする場合にはアクチュエーター内のモーターの回転によって扉が開かないようにするためのロッドが飛び出してくる仕組み。
今回は、アンロック作動時に、フューエルリッド用のアクチュエーターが作動しないためにフューエルリッドが開けられなくなっているようだ。

さて、お客さまのディスカバリー3の燃料は既にエンプティー状態。お出かけの工程上、立ち寄ったガソリンスタンドで給油するしか方法はない。なんとかしてロックを解除してフューエルリッドを開ける必要がある。
そこで、まず私がレイブリックにあるディスカバリー3を使ってトランク内からロック部分にたどり着くことができるかどうか試してみた。トランク右側には車載工具とジャッキが納められているポケットがある。そこからアクチュエーターまで手が届くことが判明。あとは、電話でお客さまにも同様の作業を行っていただけるように説明できるかどうか。
私もトランク内に乗り込み、「まず、工具を引っ張り出して」「ワイヤーのようなものが見える」「その上側の先端は金属のプレートで固定されていて・・・」「その裏側にプラスチックの丸いパーツがあるからそれを摘んで押して・・・」
そんなやり取りを繰り返していると電話口の向こうで「開いた開いたっ!」と叫び声が聞こえた。
最終的には不良箇所を限定し、あるいはパーツ交換をすることが必要なのだろうが、急場ガソリンを給油して目的の工程に向けてディスカバリー3を走らせることができるはず。修理こそ行っていないが、とりあえず今日のところは一件落着。