CA391842写真はフリーランダーのエンジンアンダーカバーを取り外したところ。エンジンオイル交換をする際にも、この大きなカバーを取り外す必要がある。オイル交換は簡単なメンテナンス。できる範囲のメンテナンスはご自身で行いたいと思うユーザーさんにとっては数ヶ月に一度の楽しみでもある。しかし、この大きなアンダーカバーは、そのD.I.Y.の楽しみを奪うほどのもの。ご自宅のガレージでジャッキアップをした程度では取り外すのはとても困難なのである。使う工具もポジドライブ(プラスの変形)ドライバー、10ミリと13ミリのボックスレンチ。しかもフロント側の13ミリのボルトはバンパーの裏に入り込んで素直には工具が届かない。オイルメンテナンスだけのことを考えれば、オイルパンの部分だけでも開けられるようにしておいて欲しかった。

そういえば、Audiを扱うディーラーでメカニックをしているときのこと、Audiもオイル交換をするのにはアンダーカバーを取り外す必要があった。Audi100(現在のA6)は、「あとこの部分だけでもカバーがこんな格好をしていたら」と悔やまれるほど、そのままオイル交換をするには微妙に邪魔になる形状をしていた。その邪魔になる部分を切り取ってしまえばオイル交換作業がずいぶん楽になる。納車前整備ではじめから切り取ってしまおうか、先輩ともそんなことを企んではみたが、さすがにお客さまの了解なしに新車のアンダーカバーを加工するのは気がひけた。
ところが数台だけは無断で切り取ったことがあった。自分の会社の役員車だった。役員が使うAudiも定期的に整備で入庫する。これなら誰にも迷惑は掛からないし、作業効率が良くなれば会社のためでもある。もっとも、センスよく切り取っていたので誰が見ても違和感を感じなかっただろうが。