ブログで連載中のクラシック・レンジローバーのリフレッシュプラン、今回はオーナーさんのご意向でオリジナルのウッドコート・グリーンに再塗装を行った。
ランドローバーではないが、かつて私もマイカーを全塗装した経験がある。一台はニッサンGT-R、シルバーメタリックをホワイトにした。これは、小さな板金塗装をアチコチ繰り返しているうちに、ボンネットやドアなど、パネルごとに色合いが異なってきてしまったのがきっかけだった。思い切って全塗装、そしてどうせなら色を替えてしまおうと。
もう一台はMini1000、これは手に入れたときから剥げ々々のソリッドブルーだった。全塗装を前提に購入したベース車両だったわけで、これを淡いシャンパンゴールドに塗った。
レイブリックのデモカーのボナティー号の場合、ナイアガラ・グレーを微妙に明るいボナティー・グレーに全塗装した。
もっとも、この業界で仕事をしているので、自分で分解組み付けをし、パーツもみなさんよりも安く入手できるといったように恵まれた環境にあることは明らか。しかし、その楽しみは同じ。出来上がったときの高揚感はただのクルマ小僧のモノである。

一年ほど前、再生を目論んだクラシック・レンジローバーが入庫していた。が、これは残念ながらクルマとしての復活は遂げられなかった。お客さまにご納車するための整備や、板金修理などのためのドナーとなり、現在までに数多くのパーツが取り外された。蘇るクルマではなく、蘇らせるための道が選択された。
マイカーとしてのクラシック・レンジローバーのリフレッシュ、結局未だに叶っていないが、一度は取り組んでみたいこと。私の場合は、きっとボディーカラーは替えてしまうので、ベース車両としては、先のクラシック・レンジロ−バーやMini1000同様、現状の塗装状態を期待する必要はない。機関部分や、入手しにくいパーツの状態のほうが重要になってくる。もっとも、クルマとの出会いも縁であり、対面した瞬間に、なにか体に向かってくる「ビーム」のようなものを感る場合があるのだ。不思議なもので、それが、たとえポンコツであろうとハゲハゲであろうと。子犬と目が合ったときに通ずる何かに似ているかも。


さて、このままもう少し「色」の話を。
私がランドローバーの世界に入ったのは1995年。イギリス車といえばグリーン、ブリティッシュ・グリーンがお約束。当時のローバーグループの各車、ランドローバー、ローバーカーズ、Mini、MG、その全ての代表的なボディーカラーはグリーンだった。
それからは、紺色だけが特に人気になった時代もあった。BMWの傘下に入ったころからドイツ色が強まり、カタログの表紙を飾るランドローバーはシルバーが多く使われるようになった。そして、実際にもシルバーが人気になった。

ボディーカラー2009で、実際今はどんな色が人気なのかを調べてみた。
これは昨2009年にレイブリックで販売したランドローバーのボディーカラーの分布を表わしたもの。ブルーは水色から濃紺まで、同様にグリーンも。同じ観点でシルバーからグレイも同系色として分類した。その結果がグラフの通り。

■シルバー・グレイ系---29%
■ブルー系---25%
■グリーン系---24%
■ホワイト---12%
■ブラック---8%
■ゴールド系---1%
■レッド系---1%

圧倒的とはいえないが、シルバー・グレイ系がトップ。しかし、ブルー系、グリーン系との三つ巴の構図。そしてホワイトとブラックが次ぐ。
あれ、これって1990年に日本に初めて正規でランドローバーが上陸したときのラインアップに似ているかも。カタログ上のボディーカラーは3色、アーケン・グレイ、プリマス・ブルー、アーデネス・グリーン。日本語カタログにはなかったアルパイン・ホワイトとベルーガ・ブラックも何故だか少数上陸していたり・・。およそ20年を経た運命的ともいえる廻り合わせを感じる。


一番きれいな色ってなんだろう?
今日もMr.Childrenの曲にしよう。北京五輪のテーマソングだったこの曲。大会では、競泳の松田丈志選手が200Mバタフライで見事銅メダルを獲り、「これが自分色のメダルです。」とコメントされたのが印象的だった。
「白と黒のその間に、無限の色が広がっている」、mr,childrenで「GIFT」。