choc_1004私の愛読誌である「Choice」。ハイ、ご覧のとおりゴルフ雑誌だ。狙っている読者層は、おそらく私ぐらいだと最年少レベルだろうか。ギヤもウェアも、プレーを含めたスタイルも、全てが落ち着いている。少々小遣いが自由に使えるようになった年齢層でも、更に憧れるような商品やゴルフコースが紹介されている。「お、このキャディバッグ、カッコいい!」、老視が始まった目で下に書かれた細かな文字を凝視すると、「346,500円」と。「知る人ぞ知るドイツの名ブランド、ツェラー」だそうだ。きっと一生縁がないこのバッグの名前はすぐに忘れてしまうだろう・・。
憧れるのは高価な商品ばかりではない。大先輩たちの、プレースタイルや、いぶし銀の技の数々。以前は隔月発売だったこの雑誌は、数年前に少し薄くなったが月刊誌になった。薄くなったからといって内容は十分過ぎるほどで、待ち遠しかった次号の発売のサイクルが短くなったことは逆にラッキーだった。

CA392444そんな雑誌だが、必ずしも時間やお金をふんだんに使う方法ばかり紹介されているわけではない。今月号の私のトップ記事は、若輩者では考えつかないような粋な発想のウェアー。古着を使ってニッカーズを作っている洋服店があるという記事。そんな話を聞きつけた編集長が、自ら古着を持ち込んでリメイクしてしまったのだと。料金は6,500円。オーダーして何万円も出してニッカーズを作ってもらうのは簡単なこと。リメイクの発想と、仕立ててくれる職人さん、そして捨てきれずにタンス底で眠っているスラックスが有ること、それらが合致しない限り成り立たない。
とても興味がある。私だって古着なら持っている。問題は、引き受けてもらえる職人探し。ホームページを持たないような昔ながらの仕立て屋さんのほうが得意かも。しばらく、街中を運転する時はそれらしい看板がないか注意して走ろう。
更に、膝から下の切り取った部分を使って、ニッカーズと揃いのハンチング帽を作ってもらえたら最高だ。


話はそれるが、ランドローバーでも「切り取ってしまった」面白い例があるので紹介しよう。
あるランドローバー界の先輩が、古いクラシック・レンジローバーを輸入した。すると、シャシがボロボロに錆びていた。特に後部がひどく、大きな穴が空いているほど。吊り下げられているフューエルタンクも落ちそうだ。
そこで、オーナーさんは思いがけない発想を形にした。腐っていたシャシの後部を切り取ってしまったのだ。当然、それに伴ってボディー後部も。ちょうどリヤのオーバーハング分が短くなり、テールゲートを含めたリヤ周りをうまく繋げてショートボディーを作り上げてしまった。通称、Bobtailと呼ばれるスタイルだ。
その状態でレイブリックに持ってこられた。「うまく出来たでしょ!で、登録できるかなあ・・。」と。
正直、難題であったが、その道に詳しい業者さんに相談にのってもらって数ヵ月後に無事にナンバーが付き日本の道路を走れるようになった。ただ、陸運事務所では、「次回からは必ず切る前に一度見せにきてください」と念を押された。大丈夫です、二度と切りませんから・・笑。


諦めて履かなくなったスラックスはゴルフ用のニッカーズに、錆びて廃車にしようと思ったランドローバーはBOBTAILに!これがeco、「捨てない美学」である。


さて、曲にしよう。私は未だかつてニッカーズを履いたことはない。ニッカーズを履いて、クラシック・レンジローバーに乗ってゴルフに出かけるとしたら、どんな曲を聴きながらクルマを走らせようか。
イギリスらしく、クラシック・レンジローバーらしくゆったり、渋く、Rod Stewartにしよう。私はこの曲が入ったCDを持っていない。ニッカーズを作るまでに用意しておかなきゃ。あ、クラシック・レンジローバーも必要だ。汗
今夜は、Rod Stewartで「Sailing」。