スウィベルピンを使ったステアリングシステムが採用されているのは、ランドローバーの正規輸入車ではクラシック・レンジローバー、ディフェンダー、ディスカバリー・シリーズ1の3車種。それぞれは、シャシの長さなどが違ったりするが、基本構造は同じ。現在ではディスカバリー・シリーズ1はめっきり減ったが、クラシック・レンジローバーはまだまだ多く存在するし、ディフェンダーに至っては、現在も同様のシャシが使われている。

CA392589写真は、レイブリックデモカーの1998年式のディフェンダーのスウィベル。オイルシールからの漏れが激しかったのでオーバーホールをしている最中。ところが、分解したところベアリング部分が錆び錆び!それどころか、既にベアリングは機能しておらず、錆びにまみれたグリスだけで支えられていた様子。スウィベルピンを抜くと、テーパーローラーベアリングがバラバラになって外れてきた。もはや復元不可能。新しいベアリングに交換する必要がある。

そこで、パーツを発注。するとスウィベルピンもセットになった単位でしか供給されていない。今日、パーツが届いてみてその原因が判明。スウィベルピンの径も、ベアリングの形状も異なっている。これでは、ベアリングだけ、あるいはスウィベルピンだけの交換は不可能。軸の径も太くなり、ベアリングも大きくなっているので、きっと強化された対策品なのだろう。オイルが漏れている左側だけをオーバーホールするつもりだったが、いっそ右側も交換してしまおう!