クラシック・レンジローバーのリヤゲートは至るところに弱点がある。アッパーゲートの錆、ウェザーストリップの劣化による雨漏れ、そして、ハンドルの操作機構。
ハンドルの外側からは鍵穴がある。鍵穴にキーをさし込んで回転させると、3つのポジションがある。集中ロックと連動させるポジション、連動させないポジション、とにかく解除するポジションの3つ。つまり、鍵を差し込んで回せば、機械的に開く構造になっている。しかし、内部の樹脂製のシリンダーが割れてしまうと回転しなくなる。その場合は集中ロックでのみ施錠開錠の操作が可能になる。

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逆に、ある部分が折れると集中ロックとの連動が効かなくなる。それが今回の症状。写真はハンドルをゲートから取り外して裏側から見たところ。真ん中の黒いロッドの回りに金属製のパーツが付いており、その両端には長い爪がある。写真のパーツの場合、向かって右側の爪が折れている。集中ロックのソレノイドバルブの動きを伝達させるためのもので、これがないと集中ロックでは施錠開錠させられなくなる。
ドライバーは、リヤゲートを開けるためには、キーを持っていく必要があり、意外に面倒だったりする。

CA392643ハンドルを分解すると、原因になっているパーツはたったこれだけの小さなもの。これだけのために交換のパーツ単位はハンドルASSYになるわけで、価格的にはおよそ2万5千円ほど。なんとか、これをローコストで出来ないものかと、このパーツを見るたびに思う。

クラシック・レンジローバーをクラシック・カーとして後世に残していくための課題は年々増えていく。手間も掛からず、誰でも無理なく乗れるクラシック・カーなど存在しない。それを解決していくことがクラシック・カーを維持することの楽しみであり、共存する歓びでもある。それをサポートするのが我々プロショップの務めだが、一緒に楽しみたいと思うのも正直な気持ちである。


さあ、曲にしよう。今日は閉店後にクルマで神奈川県に移動。途中、立ち寄ったサービスエリアでCDを購入。買ったのはTULIPのCD。運転しながら懐かしすぎて胸がいっぱいになった。私がギターやピアノで弾き語った曲の中で、一番多く歌ったのは財津さんのこの曲かもしれない。
今夜は、TULIPで「青春の影」。