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今回の改装ではLED照明をふんだんに使った。建築業界でもLEDに対する経験はまだまだ浅い。電気工事業者にとっても直流は馴染みがない。デザインとしても、果たしてイメージ通りの光になるかどうか、正直なところぶっつけ本番的な要素もあるようだ。例えば、色温度で電球色を選んだとしても、LED特有の指向性の強さがあるので視界に入ると意外に眩しく感じる。同じ音楽でも、レコードとCDの違いのような、数字では現れない違いが存在するのは事実。
オートクラフトもそんな試行錯誤の中で、ようやく完成に近づいてきた。今日は店内のサインプレートが届いた。複数のアクリル板を重ねて厚みを作ったロゴにLEDの光を通すことで、虹こそできないがプリズムのような効果が出てとても深みのある文字になった。これも、デザイナーさん自らが「やってみないと・・」という不安を抱えながら、またその遊びに私も便乗しながら出来上がった作品。なかなかキレイだ。

お店の看板はかなり大きなパワーを持っている。このサインプレートに光が通った瞬間、なんともいえない安堵感に被われ、何日か分の疲れが一度にやってきた感覚に陥った。
そんなことはありえないが、お店のどこにも看板がつけられずにこのまま商売を続けなければならないとしたら、それは私にとっては恐怖以外のなにものでもない。
そして灯が入ったのは、既に14年の歴史を持つ看板。これほど安心できるものはない。15年目に入ったところで少しイメージチェンジが図られたこの文字列だが、もうずっと前からこんな感じだったような気がするのは私だけだろうか。

あ、そうそう、これだけ美しいサインプレートが取り付いたのだが、実はこれは大急ぎで作った「仮」のもの。やがて完全なものに取り替えられる。このサインプレートのどこが未完成部分なのかは後日お知らせしよう。