暦の上の一年、4月から始まる年度、誕生日から始まる年、いろんな一年があるが、やはり私にとって最も重い「一年」は決算期だろう。
たとえ業績がよい決算期でも、それは結果であって、決して楽な年はない。新しい期が始まったときに今期も絶対に安泰と分かりきっていたなら、スタッフの報酬を上げ、必要な設備投資や修繕をし、接待交際費もケチらずに資金が続く限り経費を使うだろう。しかし、そんな期は未だかつて一度もない。
今期はダメだ、あるいは行ける!そんな判断は、たとえ期が半分以上過ぎてもできないことだってある。
今年は特に難しかった。レイブリックの期末の3ヶ月に、レイブリックだけのことを考えていられなかったからだ。しかし、だからといって決算がおろそかになるようでは経営者としては失格。自分の仕事の持ち分を各スタッフに振り分け、仕事を分散させることで活用できる時間を増やした。スタッフにとっては、決算の数字のことまでは全てが理解の範囲ではない。しかし、振り分けられた仕事をこなせるかどうかは自身の能力の試しどころ。
私の自己の時間が削られるのは仕方のないこと。人生のチャンスとリスクが共に二倍になったときに、これまでと同じ生活のペースが保てるはずがない。この部分は経営者の能力の試されどころ。少し戦力が落ちたレイブリックを再構築し、大きく形を変えたオートクラフトを軌道に乗せられたときには、きっと自分自身がひと回りもふた回りも成長できたことが実感できるはず。これは、もちろん両社のスタッフにも言えること。

CA3H0535今日も暑かった。私はパソコンの前で会計ソフトと格闘する時間が多かったが、レイブリックのピット内ではメカニックが汗だくになりながら棚卸作業を続けた。この汗は今期の決算のためであるが、と同時に来期に繋がる大きな一歩でもある。
今日は、あいにくスタッフ全員が揃わなかったが非常に残念だ。レイブリック創立14年で最高の功を称えてあげたかった。もっとも、労いの宴を設けたところで、私の大演説会に皆も嫌気がさしていたかも(汗)。
とにかく、一年間お疲れさま。


曲にしよう。
今日は、レイブリックの閉店後、品川に移動した。名古屋駅で新幹線に乗る前に車内で読むための本を買いに書店に寄った。小説の売れ筋コーナーには、映画化、あるいはドラマ化された原作本がズラリと並べられていた。ドラマは元々観ないし、映画も最近は全く観ていない。小説と映画、私の経験上、どちらを先にするかは大して問題ではない。しかし、得てして先が勝る。映画を先に観れば映画が、小説を先に読めば小説が脳の中でスタンダードとなる。
しかし、もしどちらか一方と言われれば私は小説を選ぶ。文字には、どんな演出にも、どんなCGにも、3Dの迫力にも勝る表現力を感じる。
今日、書店で今話題の映画の原作本を買った。この瞬間、私はこの映画の楽しみを放棄したことにもなる。観たかった映画でもあるが、これは私の中の法則だから仕方がない・・。
品川駅に着くまでに全部は読みきれなかったが、とても素敵な物語だった。
今夜は、一青窈さんで「ハナミズキ」。

 僕の我慢がいつか実を結び
 果てない波がちゃんと止まりますように
 君と好きな人が百年続きますように