オートクラフトの店内ではFMラジオを流している。放送局はどこだか分からない。クラシック音楽も掛からなければ演歌も流れない。きわめて一般的なポップスばかりが流れ、特に偏りもないので聞きやすい。そのため、毎日ラジカセのスイッチのON/OFFを繰り返しているだけである。
今日は、朝からジョン・レノンの曲が多かった。何曲か続いたところでパーソナリティーのコメントが入り、今日がジョン・レノンの生誕70周年にあたる日であることが分かった。

私が育った頃の長久手は今では想像もできないぐらいの田舎だった。ジブリの「となりのトトロ」の舞台の山里のよう。そんな場所で洋楽が聞こえてくる確立は極めて低い。
私が初めて自分で聴いた洋楽はEaglesの「HOTEL CALIFORNIA」だったかも。まだ小学生だったと思う。
中学に入ると、姉が知人から借りてきたレコードがきっかけでようやくThe Beatlesを聴くようになった。しかし、その時は既にジョン・レノンは亡くなっていた。ジョン・レノンが亡くなった時のニュースは当然知っていたが、どれほど偉大なアーティストだったかはまだその頃は全く知らなかった。
ピアノを習ったことはないが、子供の頃から家にはピアノがあった。そんなピアノを触りながら、初めて両手で弾けるようになった曲は「Let it be」だったと思う。というか、この曲を弾きたいと思ったのだろう。彼らの曲は聴くほどにその深さに魅せられた。
日本公演の時のファンのエキサイトぶりはテレビで見たことがあるが、たとえライブに行けなかったとしても、その興奮をリアルタイムに体験できた世代のみなさんを羨ましいと思った。日本公演は1966年、私が1才の時のことである。

「A Day In the Life」は、The Beatlesの作品の中ではとても好きな曲。解散後のジョン・レノンのソロアルバムの中でそれにそっくりの曲があり、ドキっとした。特にピアノの叩き方は、そこだけ聴けば同じ曲と間違えてしまうほど。すごく似ている部分もあるが、だからといって名曲の魅力が減るわけではなく、それぞれが完璧以上の名曲である。
このまま今夜の曲を。ジョン・レノンで「Jealous Guy」。