ランドローバーのラインアップの中で、フリーランダーだけ独自の構造をしている。エンジンやシャシの各部においても、他のランドローバーとの共通パーツはほとんどない。だいたい、エンジンが横置きで、駆動スタイルがFFベースなのはフリーランダーだけである。ホイールもランドローバーではフリーランダー専用サイズとなる。
今日はフリーランダーの話。

フリーランダーのユーザーさんから、「80km/hあたりで振動が出る」との申し出があった。最初は、単純にホイールバランスに狂いでもあるのかと思った。しかし、症状を詳しく聞けば、もう少し複雑そう。結局お預かりして慎重に調べることに。まずは症状の再現。
そして試運転をして分かったことはオートマチック・トランスミッションにロックアップがかかり、そして上り坂に掛かるなどトルクが必要になったときにエンジンから「ドドドド」と振動が出ること。ここで初めて振動の原因がステアリングやアクスルなどシャシ関係ではなく、どちらかというとエンジン側にあることが判明。エンジンが怪しいとなればまずはテスター診断。そして分かったことは6番シリンダーのミスファイヤー。
フリーランダーのコイルフリーランダーのKV6というエンジンは、各気筒のスパークプラグに直接イグニションコイルが付いているダイレクトイグニションというタイプ。消耗品であるスパークプラグの状態を確認。これは問題なし。ならば、イグニションコイルか?そこで2番シリンダーとイグニションコイルを交換し、再度テスターを当てるとテスターはしっかり2番シリンダーのミスファイヤーを感知。原因はイグニションコイルだった。
点火不良により6番シリンダーの爆発力が弱く、特に力の要る場面でエンジンが耐え切れずに振動していたのだった。部品交換で無事に解決。

さて、テスターに「ミスファイヤー」が表示されるシステムが非常に興味深い。例えば、イグニションコイルへ至る配線、あるいはコイル内の断線やショートが原因であるとすれば、コントロールユニットもなんらかの異常を感知しやすいだろう。しかし、スパークプラグが悪くなってミスファイヤーを起こしている場合でもECUは感知することがある。スパークプラグの火花の強さなど見えるはずがないのに。何を根拠に、○番シリンダーと判断するのだろう。エンジンブロックに取り付けられたノックセンサーとカムシャフトセンサーやクランク角度センサーなどからの総合的な判断で気筒を判別しているのではないか?というのが我々の見解。実際のところは分からないが・・。とにかく、テスターが的確に診断してくれるのはとても助かる。


さて、既にお気づきの方もいらっしゃると思うが、今日からレイブリックのホームページが新しくなった。これは自己満足だろうが、すっかりイメチェンできてとても嬉しい。パーツ&アクセサリーのコンテンツが間に合わなかったのだが、裏側では既に完成しているので、あとは決済システムのテストを繰り返して間違いがなければOK。お金に関わる重要な部分なのでこのあたりは慎重に進めている。そして、私の宿題はパーツ情報の入力。できるだけ早くアップできるように頑張ろう!もうひと踏ん張りだ。