CA3H1217今日はオートクラフトに出社。写真は入庫中の2ndレンジローバー。フロントタイヤを外したところ。
ユーザーさんの申し出は「走行中にガタを感じる」とのこと。ステアリング系を点検したところ、ハンドルとギヤボックスを結ぶステアリングシャフとのユニバーサルジョイントに僅かなガタを発見。エンジンルームから見えるパーツなのだが、ABSユニットの真下を通っており、とても外れそうにない。
そこでタイヤを外し、フェンダーライナーを取り外した。すると、こうのようにユニバーサルジョイントが目の前に現れて工具も入った。無事に交換終了。

ちょうど、この作業を見ている最中に別の2ndレンジローバーのユーザーさんから電話が掛かってきた。スタッドレスタイヤに交換しようと量販店さんに出かけた。そしてピットで作業に取り掛かり、レンジローバーをリフトで持ち上げた瞬間、「パシューッ!」と音がしたそうだ。タイヤ交換が終わり、リフトを下げると左前のエアサスがペチャンコ。どうしたものか?との電話だった。
どうやらエアスプリングがバラけてしまったようだ。ちょうど上の写真でいう右下の部分がエアスプリング。筒状のスプリングの上下に蓋が勘合している構造なのだが、リフトをシャシに当ててクルマを持ち上げるとアクスルの重みでエアスプリングが伸びきり、スプリングの勘合が外れてしまうことがある。そして寒くなると起きやすい。今回も上側の勘合部が外れてしまったようだ。
2ndレンジローバーのエアスプリング単体量販店のメカニックさんに電話でスプリングの脱着の方法を伝え、いったん車両からエアスプリングを取り外してしっかりと嵌め直してもらった。そして車両に戻して一件落着。スプリングの劣化(硬化)が激しい場合には、一度外れてしまうとうまく密着しない場合があるが、今回はエアはきちんと充填され、元の車高に落ち着いたとのことで幸いだった。

毎年、このような事件が起きる。年に数回は量販店さんやガソリンスタンドさんからレスキューの電話が入る。しかし、もし年末ギリギリにこんな状態になったら最悪だ。私たちショップやディーラーさんも休み。うまくはめ込んでもエア漏れが発生した場合にはもうパーツを供給してもらえるところもない状態。ユーザーさんも同業のみなさんも気をつけください。