クラシック・レンジローバーのドア・ウェザーストリップ。これも供給終了パーツのひとつ。「供給終了」という言葉は、我々にとっては「製作開始」を意味する。これを諦めた時点でそのランドローバーを諦めることになる。克服できればあらゆる意味で可能性が広がる。ただ、簡単に克服できることのほうが少ない。しかし、それが楽しい。

さて、そのウェザーストリップだが、年末に試作品の製作を依頼し、それが出来上がってきた。早速、デモカーに装着。

左が交換前。純正品は内装色によってウェザーストリップの台の部分の色も異なる。グレー系から、ブラウン系まで、主力となるカラーだけでも4種類は用意しなければならない。もし、これを網羅するには、各トリムカラー別で製作することが必要になり、そのためのコストは膨大なものとなる。商品としては現実的ではない。
そこで、無難な選択として、自然な黒のままで作ってみた。右が試作品。はめ込んでみると色の違和感はない。そして、ご覧のとおりゴムのしなやかさも写真で感じていただけると思う。
レンジローバー ウェザーストリップ1レンジローバー ウェザーストリップ2


ところが、しっかりはめ込んでドアの開閉を確かめたところで問題が発覚。ほんの僅かな断面形状の違いから密着が甘いところができてしまった。そもそも、ここが原因で雨が侵入することもあるので、特にしっかり抑えておかねばならない部分である。
レンジローバー ウェザーストリップ3レンジローバー ウェザーストリップ4

試作品が一度で成功することのほうが珍しい。だから試作なのである。試行錯誤の結果、製品は完成する。まだまだ始まったばかり。早速、対策を検討しよう。