レンジローバー エアサスこのアングルのこの部分の写真、再三紹介するが、これは2ndレンジローバーのエアサスペンションの中枢部である。コンプレッサー、バルブブロック、制御装置のドライブボックスがまとめられている。そして、これはエンジンルームにある。
2ndレンジローバーは、2002年の生産終了から今年で9年が経つ。デビュー当初の1995年だと既に16年。しかし、現在でもレイブリックのサービス入庫のおよそ20%は2ndレンジローバーである。初期にみられたBeCMのトラブルはここ5年以上皆無に等しいし、ひと頃と比べるとブレンドモーター不良などのエアコンの故障はずいぶん減った。現在では、やはりエアサスが故障が最も多いだろう。

寒くなるとゴムが硬化するからなのか、最近エア漏れの発生で入庫するケースが相次いでいる。そんなことで今日もメカニック雑談ではエアサスの故障の傾向についての話題になった。
結論から言えば、やはり早めのメンテナンスが肝心であろうということ。駐車中に車高が落ちる頻度が上がれば、その原因を早めに対処するという、基本的なことである。エア漏れがコンプレッサーの稼動率を上げ、更に加熱して周辺に悪影響を及ぼすという仮説である。
バルブブロックのオーバーホールも、もうすっかり定番メンテナンスになった。繰り返すことで、作業時間を短縮したり、精度を上げたりしてクォリティーは確実に向上してきた。バルブブロックのオーバーホール作業の成功率は、以前は90%ぐらいだった。しかし、何十台もこなしてきた現在では95%以上ではないかとレイブリックの現場メカニックは言う。もう少し確率が良くなれば、リビルト品として供給できるだけのクォリティーに達する。もうちろん、早くそうしたい。メカニック自身、その手応えも徐々に感じているのだが、なにせ我々の性格はじれったいほど慎重なのである。あと、ほんの少しの確信が欲しい。

2ndレンジローバーの国内保有台数は現在でもまだランドローバーの筆頭だろう。個人的には思い入れの深いクルマでもあるし、まだ当分は現役を続けてもらいたい。