「ピニンファリーナ」、この言葉を聞いたのは、おそらく私が小学生の頃のスーパーカーブームの時だった。あの頃のフェラーリもきっとピニンファリーナーによるデザインの車両が多かったのだと思う。フェラーリのボディーには、跳ね馬のエンブレムと「pininfarina」のロゴエンブレムが貼られていて、当時はそれが何のことだか分からなかった。
やがてクルマに深く携わるほど、「ピニンファリーナ」という言葉を頻繁に聞くようになった。
どれぐらい前のことだか記憶がなくなっているが、名古屋市内のデパートのスポーツ用品フロアで「pininfarina」のロゴが入ったゴルフクラブを見た。アイアンのセットだった。時期的には第二次スーパーカーブームのバブル期だったような気がする。値段を確認したかどうかの記憶も全くない。なぜなら、当時私はまだゴルフをしておらず、仮に値札を見たところで本来アイアンセットが幾らぐらいのものなのか、そしてどれぐらいのブランドバリューが含まれているのかの判断も付かなかったからだろう。
ただ、惚れ惚れするぐらいカッコ良かった。カッコいいのはクラブの形状ではなく、「pininfarina」の文字が、だったと思う。ゴルフもしていないのに欲しいと思った。やがてゴルフをする時が訪れたなら、このクラブを買おうと思った。そしてゴルフを始めた時にはどこを探しても売っていなかった・・。

pinin_002今日、タイヤ屋さんが新商品のカタログを持ってきた。ダンロップから新型SUV用タイヤが発売されたと。見れば、サイドウォールに「pininfarina」の文字が!文字がある以上、ピニンファリーナのデザインなのだろうが、ブロックパターンを見ても「なるほど、さすがピニンファリーナ」と思える要素は私には感じられなかった。ピニンファリーナのことをよく知らない私にとって、このタイヤをカッコいいと思える部分はやはりロゴである。このロゴがあるだけでパターンの形状がどうあれピニンファリーナはピニンファリーナなのである。つまり、私が欲しいと感じるのはごく自然なことである。

CA3H1582せっかくなので、タイヤの性能についても触れておこう。このピニンファリーナデザインのタイヤは、「SP QUATOROMAXX」と名付けられている。オンロード性能に特化したコンセプトだ。リーフレットによれば、ポルシェカイエンターボSにSP QUATOROMAXXを装着し、ドイツ・ニュルブルクリンクサーキットでSUV部門の最速ラップを叩き出したのだと。「ニュル最速」とは、問答無用を意味する。ご存知のとおり、高性能スポーツカーはニュルのラップタイムでライバル車を上回ることでその威厳を示すことが多い。
ニュル、8’33”99、速い!しかし、あえて「しかし」なのだが、今回ばかりは個人的にはラップタイムにはそれほど興味はない。なぜなら、ピニンファリーナのタイヤは欲しいが、ランドローバーでSUV最速を目指すつもりがないからである。最速はポルシェに任せておこう。ただ、安心・安全であることの証明であればそれだけで十分。カッコいいから欲しいという単純なものである。

ちなみに、サイズラインアップの中でランドローバーに適合するものは以下のとおり。
275/40R20、255/50R20、255/55R19、255/55R18。
昨日も紹介したが、現在OVERFINCHのエアロを取付中のレンジローバー・スポーツ/ヴェスビウス号は、ボディー完成後には22インチホイールを装着する予定。サイズは265/35R22の予定なのだが、あいにく22インチのピニンファリーナは無い・・・。あれば即決だったのに、残念。