今日は、3rdレンジローバーのエアサスペンションについて。
2ndレンジローバーのエアサスペンションの現状は今更申し上げるまでもないほど。エア漏れやセンサー類の電気的なトラブル、コンプレッサーの機能低下など、あらゆるケースでユーザーさんを悩ませ続けてきた。
しかし、3rdレンジローバーになってからはその傾向もずいぶん変わった。エア漏れトラブルの頻度も格段に減った。コンプレッサーの機能低下もあるにはあるが、2ndレンジローバー時代とは比べ物にならないほど少ない。
以前にもエアスプリングからの漏れの事例を紹介したが、傾向的には何故か左フロントばかり
そして、とうとうというか、やっと右フロントも数台漏れはじめた。

今日、レイブリックでエア漏れを発見できたケースは、通常の車高では漏れは発生しない。高速走行時に少しだけ車高が下がる「ハイウェイモード」になると、変形したエアスプリングの一部からエアが漏れる。
そして、過去に左フロントのエア漏れ修理(エアスプリング交換)を何度も経験してきたメカニックは、その分析結果から、車高を最も下げた「アクセス・モード」の時のエアスプリングの状態によっておおよその寿命の目安にしている。

3rd_レンジローバーレンジローバー_ヴォーグ

左の写真は分かりやすく車高を上げたところ。いわゆる「ハイ・モード」。(湿っているのはエア漏れ点検のために石鹸水をかけたため。)
右の写真は「アクセス・モード」。このとき、エアスプリングの下側が波打つように変形しているのが分かる。エアスプリングの素材のゴムが弱っていることが原因だと考えられる。既にエア漏れを起こしているエアスプリングのほとんどが、このように変形をしてしまっている。逆をいえば、これがサインでもある。

今日、点検をしたこの車両は2004年モデル、走行距離は12万キロを超えている。これなら、もう「エアサスはレンジローバーの弱点」と言われなくても良いレベルだと私は思う。