広島、私にはほとんど縁のない土地である。学生時代の同級生の実家が尾道市にあり、そこを訪ねたことがある。広島市内となると高校の修学旅行で一度訪れただけ。それと、ほとんど年賀状だけのお付き合いになってしまっている知人家族が市内にいる。あとは、埼玉に住む友人がなぜか広島カープのファンであることぐらいかな。


レンジローバーの中古車をお探しのお客さまのご希望の仕様のクルマが広島で見つかった。仕入れるにあたり、直接この目で見て、実車を確認するために広島へ日帰りで出向いてきた。お客さまに自信を持ってお勧めできる車両を探すには、やはりこの方法が最も確実である。そして、目当てのレンジローバーは間違いのないクォリティーだった。今日の出張は成功だった。

と、簡単に書き上げてしまったが、名古屋から広島への日帰り出張はまさにとんぼ返りである。
それでも、せっかく広島に行くからには!と、なんとか1時間半ほどの時間を捻出し、私はもうひとつの目的を遂げた。高校の修学旅行で行った平和記念公園をもう一度訪れてみたくなったのだ。

修学旅行は高校二年、16歳の春。ちょうど30年前である。その景色は覚えているが、何を強烈に感じたか、自分の感情の記憶が薄れている。あるいは、今、もう一度感じればよいことだと思い、とにかく向かうことにした。

加藤ブログ1
新幹線の広島駅前から路面電車に乗った。目指した先は「原爆ドーム前」駅。

加藤ブログ2
駅を降りると、目の前は広島市民球場。そして振り返るとそこは既に原爆ドームのまん前だった。(原爆ドーム前駅だから当たり前か・・・)
私も30年前はこんなだったのだろう、大勢の修学旅行生を掻き分け、時々バスガイドさんが学生にする説明を盗み聞きしながら公園内を縦断。

加藤ブログ3
慰霊碑から平和の灯越しに原爆ドームを望む。素敵なロケーションだと感じるが、単に景色としては楽しむことができない重みがある。

加藤ブログ4
そして平和記念資料館。入館料50円は安すぎるかも。係りの人に確認をすると、館内の写真撮影はOKとのこと。フラッシュだけは控えてほしいと。

加藤ブログ5
心置きなく撮影しようと思ったのだが・・・。見るもの見るもの、辛すぎて、写真に収めることがなかなかできなかった。

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加藤ブログ7
言葉にならない・・・。

加藤ブログ8
これは出口の直前の写真である。

その秋、
「75年間は草木も生えない」といわれた広島で、新しい芽が息吹きました。
焼け跡によみがえった緑に人びとは生きる勇気と希望をとりもどしました。




・・・30年前、高校時代の私はまだ幼すぎたのだろう。今日のようにこんなにいろんなことを感じた記憶がない。もしかしたら、再び30年後に訪れると、また別の強い何かを感じるのかな。




今日は、広島出身の浜田省吾さんの曲を。
浜田省吾さんの30年前の作品で、「悲しみは雪のように」。