この冬のスタッドレスシーズンに向けて開発中のオリジナルホイール「ウインドストーム2」、そのサンプルがようやく出来上がった。ウインドストームと同じく、シルバーとブラックポリッシュの二種類、各一本づつ。届いたホイールのデザインにもし変更の希望があった場合には、再び金型から作ることになり、これはコスト的にも日程的にも誰も望まないことである。
ここに至るまでに、図面や3Dの画像で完成イメージを確認してきたので大きな間違いは起きるはずはない。実際、今日確認したサンプルホイールのデザインには何の不満もない。予想通りのできばえである。
問題はマッチング。ブレーキキャリパーやサスペンションへの干渉などなど。もちろん、こちらも図面の段階で慎重に確認をしてきたので問題がないのが大前提。

DSC_0216さて、それでは装着テスト開始。用意した車両はレンジローバー・ヴォーグ、レンジローバー・スポーツ、そしてディスカバリー4。一台目のレンジローバースポーツに取り付けようとしたところで予定外のトラブル発生。ハブの勘合がキツイ。強引にはめ込んでしまえばきっと取り外すことが困難になるだろうと感じるほどキツイ。しかし、このままではブレーキやサスペンションと干渉しないことが確認できない。これからもう一度サンプルホイールを作り直していたのでは、とてもこの冬までには間に合わない。
ホイールのハブ勘合面の内径を測定してみにると、目標の72.6ミリに対して72.4ミリ。設計図は72.6ミリなのに、どこで誤差が生じてしまったのか・・・。そこで、このサンプルホイールのハブとの勘合面をヤスリで削り、とにかくマッチングのために取り付けてしまうことにした。ルーターの先に回転式のヤスリを取り付け、円周方向にできるだけ均等に0.1ミリ削った。
電動工具のおかげでものの数分でハブの内径はおよそ72.6ミリに広げられた。たった0.1ミリ削っただけで、ホイールはすっぽりと取り付いた。微妙なんだなあ。無事に各部との干渉がないことを確認。つずいてレンジローバー・ヴォーグ、そしてディスカバリー4も。全てOK!
足回りパーツとの干渉がないことを確認するための装着テストだったにも関らず、別の不具合が発見できてしまった・・・。とにかく、やはりサンプルホイールによる装着テストは必ず必要だたいうことだ。

この、ウインドストーム2のサイズは9J×20・オフセット51ミリ。3rdレンジローバー(レンジローバー・ヴォーグ)とディスカバリー4および3に、255/50R20のタイヤを組み合わせることベストマッチ。レンジローバー・スポーツの場合はスーパーチャージドなら従来のウインドストーム、9.5J×20に275/40R20がジャスト。HSEおよび5.0リッターNAの場合には今回のホイールに255/45R20でピッタリ。


今回、ハブ内径の誤差0.2ミリを確実に修正するように工場にリクエストをして、そのまま量産体制に入る。ここまでの予定はおよそ2週間遅れている。完成目標の10月末に間に合うかどうか微妙・・・。
裏面を手作業で削ったホイールはこのまま展示や撮影用になる。実際に今日からレイブリックの店内に飾った。あとは製品の完成を待つのみ。

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