9月19日、来週の月曜日はレイブリック主催の第二回ゴルフコンペ。3月にも企画していたのだが、東日本大震災の直後ということで開催を自粛した。なので、ちょうど1年ぶりの第二回となるわけである。

そんなこともあって、夕方から練習場へ向かった。
練習場に着くと「試打会」のポスターが貼ってあった。試打会とは、クラブメーカーがあらゆるスペックのクラブをサンプルとして持ってきて、実際にお客さんに打ってもらい、その人に合うクラブを提案するという営業機会である。クルマでいうなら試乗会と同じである。
通常、試打会はお客さんが多い週末の昼間に行われる。週末の昼間から練習場に行ける環境にない私は試打会なるものを経験したことがない。それが、今日は午後4時から9時まで行われるという。これを見逃す手はない!
今日の試打会は、偶然にも、今私が使っているドライバーと同じメーカーによるもの。クラグが進化した具合を計るのにはもってこいである。
DSC_0233試打会の打席に行くと、まだ機材の準備中だった。超高速カメラで打ち出し直後のボールの連続写真を撮り、それからボールの初速や打ち出し角度、縦と横のスピン量を測定して計算上の打球軌跡や飛距離を割り出す。実際に、打席でボールを打つとコンピューターの画面と同じ打球になっているのが分かる。
ただ、この練習場にはおよそ200ヤードにネットがある。なので、先の落ち際とラン(ボールの転がり)は実際の打球からは分からない。そこから先は画面だけが頼りになるわけだ。

さあ、機材の準備完了。しかも貸切状態。
次々に準備してくれる試打クラブをバンバン打ち、その度に係りの人がコンピューターで計測してくれる。他に誰もいないので個人レッスンのようでもある。ある程度打ったところで結果を見せてもらった。「二番目のクラブが一番よさそうですね。左右の散らばりも少ないし、飛距離も出ています。」 画面上ではそれそれのクラブごとのデータが表になっているので結果は一目瞭然。
今自分が使っているクラブとの比較でも明らかに良い結果が出ている。どうやら、打ち出し角度が現在のクラブは低く、試打したクラブが高いようだ。それなら、打ち方を変えれば今のクラブでも?そんな質問を投げかけてみた。すると、確かにそうだと。「しかし!」と力強い接続語が続いた。
「打ち方を変えるのにはどれだけの時間とコストが掛かりますか?」と。確かにそうだ。ほんの僅かなフォームを変えるのに、仮に一万球の練習をしたとして、名古屋の相場で十数万円のボール代が必要である。そして、一万球の練習をするのには週一200球の練習をしたとしておよそ1年。それが、今、目の前にあるクラブを買えばおよそ6万円で、しかも一瞬で手に入る。
損得勘定をすれば迷わず「買い」である。しかし、ちょっとだけ冷静になった。だいたい、さっきの試打、自分のクラブも含めて、ほとんど真芯に当たっていなかった・・・。ある程度芯を外したところで、高性能なクラブはそれをある程度カバーしてくれる。自分なりには違和感だらけの体の動きと打感なのに・・。
周りは「ナイスボール」と言ってくれる。もちろん、自分のミスをクラブが補ってくれた結果の「ナイスボール」である。しかし、「ナイスショット」ではない。
やっぱりまずはスウィング作りだ。

タダで何十球も打たせていただき、お土産にボールとティーもいただいた。よく考えてまた来ます!と社交辞令的ではあるが、それでも本心からお礼を言って人生初の試打会を終えた。

試打させていただいたクラブは、もちろん次の買い替えの候補にあがった。こういうものこそ自分に対するご褒美である。何か自分を褒めてやりたくなるようなきっかけが出来たときに改めて試打させていただこう。そしてそのときは6万円を握りしめてこよう。